昆虫採集

5月くらいから、毎週末はハホ*1と二人で「ぼくのなつやすみ2」をやっています。
最初は見せるだけのつもりでいたのですが、いつの間にか虫を捕まえたり泳いだりすることにものすごい興味を示し始めたので一度やらせてみたらものすごく楽しかったようで二人でコントローラーを奪い合いほど楽しんでいます。
とは言っても週に一度しか出来ないということもあって2ヶ月以上前からやっているのにいまだに8月10日というのんびりっぷりです。この調子だと話が全然進まないので、ゲームよりも先に夏が終わってしまいそうでその点だけは残念でなりません。


さて。
先週も一緒にゲームをしていたのですがハホが昆虫採集のシーンを見ながら「やってみたいなあ...」とこっそりとつぶやいているのを耳にしました。たしかにゲームの中ではすごく楽しそうに虫を追いかけていたことを考えれば、実際にやってみたいと思うのも当然だよなと思うのですが、でも一応彼女も女の子ですから本物の虫を見たらこわがるんじゃないかと思っていました。でもせっかく興味をもってくれたわけですから、週末に晴れたら一度昆虫採集に連れて行こうと密かに画策していたのですが、今朝はものすごい好天でしたのでさっそく虫取りに連れて行きました。


まずはアイテムをそろえなければならないので、ホームセンターへ行って虫取り網と虫かごを買いました。合わせて1000円と結構安く手に入ったのは嬉しい誤算でした。


その足で西川田にある子ども科学館へ行き、その中にある「風の広場」で昆虫採集を開始しました。
ハホは始めてすぐはおっかなびっくりだったのですが、見本になるようにと網を片手にトンボやチョウをおいかけているのをみているうちに興奮してきたようで気付いたらわたしから網をひったくって虫を追いかけ始めたのです。まるでゲームの中のボク君を見ているようなそんな勢いで虫たちを追い掛け回すハホを見ていたら楽しくなってしまい、なんと2時間も虫取りをしてしまいました。
最終的にはハホがモンシロチョウを15匹とトンボを1匹、そしてバッタを1匹捕まえて本人的にもずいぶんと満足できる2時間を過ごしたようでした。わたしはというとあまりにハイペースでモンシロチョウを捕まえてくるのでついていくのが大変でした。5匹くらいつかまえたら逃がしてあげてたので何とか虫かごに入ったのですが、逃がさずに全部一緒に虫かごに入れてたらと考えるだけでとても気持ち悪くなります。



暑い中、二人とも走り回ったせいでヘロヘロになっての帰宅でした。


ゲームに端を発した昆虫採集ブーム*2ですが、子どもの興味を広げるというよい結果につながったことはとても喜ばしく思います。
もちろん子どもにゲームをやらせることは決してよいことばかりではありませんが、今回のようにさまざまなことに興味をもつきっかけになることもあるのだというのはもっと多くの人が認めてもいいんじゃないかと思います。わたしはゲームが好きだから、ゲーム脳とか何とかいってゲームが悪しきものであるかのように扱われてばかりというのはすごく悲しいし、ゲームをやることの弊害ばかり語られるのはとても寂しいです。だから今回はこの経験を書いておこうと思います。


子どもにゲームをやらせろ、とは言いませんが、子どもとゲームをやるのもいいんじゃない?くらいの世間の理解は欲しいなあ。


ちなみにせっかく網を買ったので、明日はザリガニを取りに行こうと誘われています。さすがに二日連続はきついけど興味の芽を摘まないようにがんばろうかと悩んでいるところです。

*1:長女

*2:ハホと私だけという超内輪なブーム