釣りキチ三平


釣り名人として評判の一平じいさん(渡瀬恒彦)と暮らす、明るい少年・三平(須賀健太)。祖父の指導と、生まれながらの素質により、天才的な釣り名人として成長している。夏休みに入っても幼なじみの少女・ゆりっぺ(土屋太鳳)と釣り三昧。大会で優勝した三平に声をかけてきたのは、アメリカで釣りのプロとして活躍する鮎川魚紳(塚本高史)。そして三平は、魚紳が語る伝説の“夜泣谷の巨大魚”を釣り上げようと燃える。そんなある日突然、東京で暮らす三平の姉・愛子(香椎由宇)が実家に戻って来た。それは、三平にしっかりとした教育を受けさせるため、東京へ連れ戻しに来たのだった…。三平は、“伝説の怪魚”を釣ることを条件に、“伝説”と“夢”を追いかける冒険に出かける。果たして、その伝説の巨大魚は本当に存在するのだろうか? そして三平は、その魚を釣り上げることができるのか?

『釣りキチ三平』作品情報 | cinemacafe.net

宇都宮ヒカリ座にて。

秋田に住んでいた頃。実家が海まで歩いて5分の場所にあったために、暇があれば釣り竿担いで釣りに行くほど釣りは大好きなレジャーでした。普段はポテチ片手にゲームばかりのインドアボーイでしたが、釣りだけは特別でして外に出るのも全然苦ではありませんでした。釣竿たれてるだけで幸せだったなあ。


まー、それはどうでもいい余談として。


本作は主に海釣りではなく川釣りがメインなのでわたしの釣り経験とはあまり被らないのですが、それでも魚を釣るという行為の持つ魅力を十二分に表現しており、魚との知恵比べという釣りの楽しさはすごくよく伝わってきました。魚がかかった瞬間のドワッと湧き上がるような興奮や、手に持つ竿を通して伝わってくる魚の生命力の強さ。こういう瞬間が楽しくて釣りは止められないんだよねーと思いながら鑑賞しました。


ストーリーについてはあまり抑揚を持たせず、釣りの魅力を表現するということに力を入れていたのはとてもよかったと思います。釣りの映画なんですから釣りがメインで大正解です。
あと書き加えるとすると、香椎由宇がチョーかわいかったのもすごくよい点として上げておきます。彼女も結婚してるとは思えないほどにかわいいです。あのかわいさでふてぶてしい女子大生の役なんてやられたら参っちゃいます。ビビビ。
宮崎あおいもそうですが女優は若くして結婚した方がよいのかも知れません。


それにしても、改めてタイトルを眺めてみるとこれってとても危うげですよね。「釣りキチ三平」でひとつの固有名詞になってしまっているとも言えますが、それでも「釣りキチ」ってねえ...。


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