おおみそかに対する感覚

今日の午前中は実家から荷物が届くというのでのんびり待ちながら過ごし、午後からは「ティンカー・ベルが観たい!!」と言ってたハホ*1を適当に言いくるめて2人でWALL・E/ウォーリーを観に行ってきました。
上映開始時刻を見間違ったせいで映画館に1時間半ほど早く着いてしまい、しばらく映画館の横にあるベルモールでブラブラして時間をつぶしていました。明日からの初売りの案内が出ていて早くも新年の雰囲気が漂っていました。店内はそれなりの人出ではありましたが、同時に休みの割には...という印象も受けました。おおみそかの午後ですからみなさんおうちや旅行先でのんびり過ごしていると考えるとこんなもんかも知れません。
その後、映画が始まりそうだったので映画館に駆け込もうとしたのですが、途中でハホが「ティンカー・ベル」のプリクラに気付いて撮りたいとせがまれたので撮ろうと値段を見るとなんと500円!!。相場が分からないので判断は難しいのですが、わたしが想像していたのよりは高くて「撮るの止めようぜ...」と言ってみたのですが2分ほど説得されて結局撮ることに。この口のうまさは誰に似たのやら...。
撮り終えて驚いたのが、撮った写真を携帯に送ってくれるサービスが付いてたことです。撮り終えて早々にさっそくダウンロードしてみたらたしかにダウンロード出来て二度びっくり。仕組みは難しくないだろうけどでも面白いなあ。とてもいいアイディアだしおもしろいと思います。


プリクラに気を取られている間に始まりそうだったのですぐに移動してウォーリーを楽しく鑑賞。今年最後の映画としてウォーリーが鑑賞出来たことにとても満足しています。二度目の鑑賞でしたが初めてのときと同様かそれ以上に楽しめました。
映画館から帰ってきてからはご飯を食べて、子どもたちをお風呂に入れて、そしてランニングをして気付いたらもう23時になりそうです。おおみそかももうあと少しです。


何だか普通の休日のように過ごしてしまいました。今日はおおみそかなのだと改めて考えると、何だかとても不思議な感覚を覚えるし、こんなおおみそかを過ごしていることにとてもおどろいてしまいます。普通の休みのようなおおみそか。特別ではないおおみそかというのは逆に特別に感じられてしまいます。


わたしの実家は年末年始やお盆、彼岸といった時節をとても大事にする家庭でして、とにかくそういう日は普通の日と違うのだということを常に意識させられて育ちました。おおみそかといえば、一年の締めくくりの日ということで朝から年始のごちそうの材料を買出しに出かけるのを手伝い、そして夜は食べきれないほどのご飯が食卓に上っていました。祖母がいうには「来年もちゃんとご飯が食べられるようにおおみそかはお腹いっぱいになるまで食べなきゃいけないだ」と言われて、何だか分からないながらも普段以上にご飯を食べ、そして夜中には年越しソバが出てきては「長生きするために食べなさい」と言われて食べていました。普段とはあまりに違う生活を強いられたおかげで「今日は何だか特別な日なんだな」ということを身にしみて実感していたのです。
大学生になって実家を離れてからも年末年始とお盆は絶対に帰省していたのでその感覚が鈍ることはありませんでした。


初めて年末年始に帰らなかったのは社会人になってからかな。
1月2日から稼動するシステムを担当していたために12月31日まで仕事に追われてしまいどうしても帰省出来なかったのですが、その時はとても大変なことをしてしまったようなそんな気分になりました。あー、帰れなかった...っていう重苦しい気分を抱えたのです。ところが、実際に秋田に帰らずに過ごしてみるとそれはそれで悪くないなとも思ったのです
日常の延長としての年末年始。特別ではない年末年始。
そんな年末年始を過ごすことに罪悪感*2を感じる一方で、そのことがものすごく新鮮に感じられたのです。こういう過ごし方もあるんだなと。
幼い頃から「年末年始はこう過ごすべき」みたいな固定的な価値観の中で育ったせいか、普通の過ごし方をすることを禁忌のように感じていたのですが、このように日常と変わらない年末年始を過ごすことを肯定的にとらえられるようになったことはよい変化だなとシミジミと感じています。


そしてもうひとつ実感するようになったのは、以前のわたしのような年末年始を特別な日として過ごすことの大切さです。
あのように年の終わりや始まりを特別視して過ごすことは決して当然のことではなく、とても大事なことだと思うようになりました。その準備や作業の手間を考えると当たり前だ何てとても言えないです。あの手間隙のかけ方というのはわたしには出来ないし、それを当たり前のようにこなしている両親や祖母はすごいなと思うのです。


離れて暮らしている限り、年末年始は今のような過ごし方をしたいと思っていますが、年を取ったらどうなるか分からないなというのが率直な感想です。とりあえず今日は楽しかったし、いいおおみそかだったというそれだけは断言できます。


話がとても長くなってしまいましたが、今年も一年間お世話になりました。
映画のまとめにも書きましたが今年は本当に楽しい一年間でした。悔いがないとは言えませんがやりたいことは大体出来たんじゃないかなと思いますし、よい30代のスタートを切れたと自負しています。来年もよい年になるよう精一杯頑張ろうと思いますので生暖かい目で見守っていただければと思います。


そうそう。そういえば昨年のおおみそかの記事に2008年の目標をいくつか掲げていました。

[input]
1. 映画を100本見る
2. 本を100冊読む
3. network programingを勉強する(TCP/IP)
4. Rubyを勉強

[output]

1. 映画と本の感想すべてをブログに掲載
2. Linux,Windows用のdaemonとserviceを一つずつ作成して公開
3. Webサービスを開始する
4. プログラミングのノウハウをまとめて掲載

大晦日の過ごし方と来年の目標 - 子持ちししゃもといっしょ

inputは全て出来ました。
1.の映画は148本鑑賞しましたし、2.の本は142冊読了しました。総ページ数は40000ページちょっとでそれほど多くはありませんが悪くない量です。3と4も成果は出ないながらもちゃんと継続して勉強をしているので身になっている実感はあります。こちらはもう少しアウトプットにつなげます。


outputは半分くらいの達成率かな...。
1.と4.はかなり頑張って達成出来ました。2.と4.は結果が出せずじまいでしたので、2009年にはぜひ成果として出せればと思います。


来年の目標はまだ考えていませんが、今日の寝る前に少し考えてみようと思います。とか言って考える前に寝ちゃいそうだけどw


それではまた来年もよろしくお願いします。
2009年がわたしを含め、多くの人にとってよい一年となることを心から願っています。

*1:長女

*2:今思うとなんでそこまで...とも思うのですが