- 作者: ジョン・C.マクスウェル,John C. Maxwell,齋藤孝
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2008/04/21
- メディア: 文庫
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こんな表現もなんですが典型的な自己啓発書でした。
ただし、典型的なものだからこそ、ストレートでとても分かりやすく、そして前向きな気持ちになることが出来ました。読みやすい/分かりやすい文章を、実例を交えた余談を加えることでより理解を助けてくれるようになっている構成がとても良かったと感じました。
私が付箋を貼ったのは以下のつです。
視野が広がるとすべてに"優位"に立てる
全体を俯瞰出来るというのはとても大きな強みだと私に教えてくれたのは、その昔流行った、超勉強法という本だと記憶していますがそれと同じような話でした。全体像を意識するのとしないのとでは、プロセスや結果に大きな差異を生みます。全体を意識してこそ、結果に至るまでの道程を正しい方向に向かって進めるわけです。
当たり前のことだけと鳥獣用超重要です。
プランを持つ
プランがあれば、一見無関係に見える点と点をつなぐことも出来るそうです。
イノベーションとは全く新しいアイディアを生む事だけを言うのではなくて、既存のアイディアをうまく組み合わせることでも生まれると言ってたのは誰だったかすっかり忘れましたが、とにかくアイディアをただ持っているだけなく、プランを持ってアイディアを見つめることで、もっと大きな結果を生み出す創造性あふれるアイディアになると筆者は述べています。
ちなみに、創造的思考はこんな道筋をたどるらしいです。
考える→収集する→創造する→修正する→関連付ける
「いい質問」をするから「いい答え」が帰ってくる
世の中には失敗学というのがあるくらいですから、失敗をしてしまった場合にも、その失敗から学ぶべきことがあるというのはそのとおりだと思います。
自省をし、自らの5つの価値を向上させるために自らに問いかけるべき質問とはどういうものかというのが書かれていて、参考になりました。
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- 人間的成長
- 成長できる何かを学んだか?
- どうすれば学んだことを応用できるか?
- 付加価値
- 私は誰かの価値を高めたか?
- チームワーク
- お互いの向上のために誰かと何かをしたか?
- リーダーシップ
- 手本を示して指導したか?
- 肉体的健康
- 運動したか?
- 人間的成長
肉体的健康はちょっと違う気がしますが、それ以外はいいと思います。
非常識に考える
常識など賞味期限が切れているのだという主張。
通例/慣例をそのまま受け入れるのではなく、おかしいと感じたら反発することは大事だというのは耳に痛い指摘でした。
上にも書きましたが読みやすいのと、あとは読んだ後に前向きになれるのはとてもよかったです。最近、生きることにも仕事にも自信を失いつつあったのですがちょっと前向きになれそうです。