15年の熟成を経て「Wine 1.0」がついにリリース

Wine HQは17日 (米国時間)、オープンソースのWin32 API互換環境「Wine 1.0」を正式にリリースした。開発がスタートした1993年6月から15年を経て、ついに安定版のメジャーバージョンとして公開される。現時点では、 Red HatSUSEなどのLinuxディストリビューションを中心に、バイナリパッケージの提供が開始されている。

http://journal.mycom.co.jp/news/2008/06/18/008/index.html

私が学生の時にはよく話題になっていたWineですが、Linux上でWindowsアプリケーションを動かそうという大風呂敷を広げたのはよかったですがその安定しない挙動に誰もが愛想をつかせ、気付けば話題に上ることがなくなっていました。あんなに楽しみに使ってたのに、正直言ってこの記事を観るまではWineのことなど忘れ果ててたくらいです。
そして今さらWineが完成しても、これほど仮想化技術が進歩した今では以前ほどWineに対する期待は高くないことは想像に難くありません。さらに完成度もそれほどでも無さそうだし、正直、よく今まで開発を続けてたな...という感情以上のものは沸いてきません。


つーか、そもそも使用途なんて趣味以外ないんじゃないかな。誰がどんなシチュエーションで使うんだよ...これ。


ビジネスやシステム開発に限らず、必要とされているタイミングで日の目を見なかったものの末路は悲惨だと言わざるを得ません。