ザ・マジックアワー


あろうことか街の顔役(西田敏行)の愛人(深津絵里)に手を出してしまった手下の備後(妻夫木聡)は命を助けてもらう代わりに伝説の殺し屋・デラ富樫を探し出すことに。だが、約束の期日が迫ってもデラは見つからない。苦肉の策として備後は無名の俳優を雇って殺し屋に仕立て上げようとするのだが…。三谷幸喜監督による友情と感動のドタバタコメディ。

『ザ・マジックアワー』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズ宇都宮にて。
上映時間が140分弱と、普段私が選ぶ映画に比べて尺は長めでしたが、まったく飽きることなく楽しく拝見しました。
特に前半から中盤にかけての演出が素晴らしくて、例えばデラ富樫とボスが顔を合わせるシーンの絶妙さには笑いが止まらなくてどうしようかと真剣に悩んだほどでした。おかしくておかしくてドンドン笑いがこみ上げてきてしまい、本当にどうにかなってしまいそうだったのですが、あまり大声で笑い続けるのもなぁ...と思い、がんばって笑いを押さえ込みました。

いったい何がこんなに面白いのかと考えて観ましたが、映画だと信じ続けてデラ富樫を演じ続ける村田の鈍さがたまらなくキュートで、どんな窮地もその鈍さと勘違いで乗り切ってしまうところに思わず笑ってしまうのです。さらに観続けていると徐々に伝わってくる村田の人のよさというか人柄に惹かれてしまいまして、もうそうなってしまうとどんなシーンでもおかしくておかしくて笑ってしまうようになるのです。
もう観終わる頃には佐藤浩一さんと村田が一体化して実在する人だと感じてしまうほど作品にのめりこんでしまいまっていました。


とりあえず、今やってる他の映画は観なくてもいいとしても、この作品だけはぜひ観るべきだと断言できます。観てよかったです。


そうだそうだ。
ぜったいに書こうと思っていたのですが、この作品の綾瀬はるかさんのかわいさは今までの出演作とは比べ物にならないくらいだというのも付け加えておきます。髪型なのかなんなのか分かりませんが、びっくりするくらいかわいかったです。この点だけとって考えても観てよかったと思います。


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