奈緒子の初日舞台挨拶に行ってきました。
場所は渋谷アミューズCQNです。以前、「あしたの私のつくり方」の舞台挨拶でも行った事があったので迷わずに到着出来ました。よかったよかった。
着いたのが開始20分ほど前だったのですが、すでに多くの人が入っていてロビーは混雑してました。チケットの完売っぷりからすれば当然かも知れません。
今回は前から2列目という、舞台挨拶だけ考えれば最高のポジションをゲットしたので、「前に座れるなんて羨ましい(妄想)」という羨望のまなざしを背中に浴びながら席に着きました。
さて。珍しく定刻に舞台挨拶が開始。
舞台挨拶の登壇者は古厩監督と三浦春馬君、そして上野樹里さんに佐津川愛美さんと綾野剛君の計5名でした。今回は上映前の舞台挨拶という事で全体的に駆け足に過ぎ去ったような印象でした。その後の上映が詰まってるからしょうがないんでしょうが、ちょっと残念でした。
最初は上野樹里さんについて。
まずは演技している時以外はどんなふうなのかとても興味があったのですが、喋り方や動きがのだめっぽくて笑ってしまいました。三浦君への絡み方といい、時折進行を無視して話し出したりする奔放さといい、自然体な人みたいです。
作品について古厩監督が、台本の中の奈緒子のセリフ部分の多くの出だしが「・・・」だったという話が出たのですが、それについて聞かれた時の言葉がすごく印象的でして、これは監督からの挑戦状だと思ったと話していました。言葉ではなくその場の雰囲気からそれにふさわしい表情や沈黙を表現しないといけないのはたしかに難しいのですが、それを「挑戦」と表現するあたり、役に入り込んで演じる彼女らしい発言だと感じたので非常に印象に残りました。
次に三浦春馬君ですが、もう何の文句もつけようがないくらいかっこよかったです。イケメンとは彼のためにある言葉です。間違いありません。
今回は役作りのために撮影の一ヶ月前から走りこんで望んだそうで、まずは外見を走る人の見た目に近づけていこうとするその姿勢は非常に好印象でした。言われてみると...というわけではありませんが、たしかにただでさえ細い体がより引き締まっていたような気がします。
気がしますというか隣の子がそんな事を言ってたので私もそんな気分になっただけかも知れません。隣の子は彼の大ファンのようで彼の一言一言に感激しているようでした。その嬉しい気持ち。すごく分かるなあ。
で。次は佐津川愛美さん。マネージャ役だそうですが、あまりにかわいくてびっくりしました。
今まで彼女の出演作をいくつか見たことがあるのですが、正直それほどかわいい人だという印象はありませんでした。「笑う大天使」はほとんど印象に残っていませんでしたし、「ストロベリーフィズ」はモサモサした感じの子だなあなんて思っていたくらいです(失礼な発言でごめんなさい)。
唯一「腑抜け...」はあの猟奇的な笑顔がすごくよかったのですが、あれだってかわいいというよりも背筋が凍る系だったわけです。
作品ごとに印象が大きく違うという事は役作りが上手だという事かも知れません。
さらに次は綾野剛君。三浦君のライバルとして登場する役どころです。
綾野君は実際に中距離(800m)で岐阜県大会でも優勝されているそうで、根っからの陸上ボーイだそうです。舞台挨拶だけではそれほど分からなかったのですが、作品を見て実際に走ってる姿を見たら非常に納得しました。見て分かるだけのフォームの安定感は素晴らしいです。
で。最後は古厩監督。
ほとんど話が振られず、あまりお話を聞けなかったのが非常に残念でした。
作品については「シンプルな作品なので走っている姿を見ていろいろと感じて欲しい」とおっしゃっていました。実際に見ての感想は、その苦労はちゃんと作品に出ていたのではないかと思います。
私の描く想像上の監督像とはかけ離れた、get wildな佇まいが印象的でした。
唯一、非常に気になったのが、司会の方の癖なんでしょうが登壇者の発言をうまく一言でまとめようとし過ぎて鬱陶しく感じる部分が少なくなかったところです。
登壇者の発言で十二分に伝わってるので、無理にまとめなくていいのにと思わずには居られませんでした。
そんなわけで舞台挨拶は非常に楽しかったです。
今、一番見たいと思っていた上野樹里さんをあんな間近で見られたのは本当にいい思い出になりました。今までで一番嬉しい舞台挨拶だったのは間違いありません。
行くことが出来て本当によかったです。