- 作者: 中西輝政
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2006/10/01
- メディア: 新書
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日本人としてこれだけは...なんてタイトルで煽られてついつい買ってしまいました。
さて。一体日本人は何を知っておくべきなのかという点を簡単にまとめると
大きくこの二点に集約されます。特に戦後教育で失われた日本人の歴史観喪失は、アイデンティティそのものを失わせたとまで言い切っています。また敗戦ではなく終戦とした事で戦争に負けたことから目をそむけてしまった事もかなり問題視しています。
本来(戦前)日本人が持っていた美徳、価値観を取り戻す事で日本はもっと活躍出来るのだと著者はいいます。
それにしてもこの著者はかなりの右寄りの方のようです。読んでてあまりの偏重っぷりに戸惑ってしまいました。
ですが、戦後の歴史教育の問題点や憲法とは...など、多くの調査や研究に裏打ちされた濃い内容は本当に勉強になりました。例え偏った見方だとしても、それ以上に得る事の多い内容です。歴史に学ぶ事の重要性を改めて感じました。歴史大事。
基本的には改憲にはあまり興味がありませんでしたが、これを機会に勉強をしてみようかと思います。