寒すぎて3月とは思えなかった火曜日

今日は出社するために外に出たらあまりに寒くてびっくりしました。

2℃...。油断して薄着で外に出たことを後悔しました。

帰りもちょっと遅くなったせいでめちゃくちゃ寒かったです。3月なのに。

さて。昨日はこの本を読みました。

昨年Pythonを勉強したくて本を15冊くらい読んだのですが、そのうちの6冊が翔泳社Python 1年生シリーズでした。

この本はPythonの初心者向けの本でして、1冊で1つのテーマについて学べるシリーズものです。自分はあまり理解力がいいほうではないのでどんなものについても分かりやすく書かれている初心者向けの本がちょうどいいというか楽しく読めるので好んでよく読むのですが、このPython1年生シリーズは初心者にも分かりやすくて楽しく読めるのが気に入っていました。建前としての「初心者向け」「分かりやすい」ではなく、ほんとうに誰もがつまづかずに理解できるという意味での分かりやすさは群を抜いていました。その代わりに深い内容までは書かれていなくて物足りなさがないといえばうそになりますが、でもそれは分かりやすさをとったトレードオフだと思えばこんなもんかなと思えるくらい読むだけで楽しめます。

そんな分かりやすさにパラメーターを全振りしていたこのシリーズがAWSについての本を出すというので楽しみにしていたのですが、期待どおりの内容でした。
通常の入門書だとまず書かれているアカウントの作成方法やマネジメントコンソールの操作方法など一切書かれておらず、あくまでAWSやそのサービスについて分かりやすく説明をするという部分に特化した内容でした。マネジメントコンソールの画面を紙面に出さないのはどうなんだと思ったのですが、マネジメントコンソールが日々アップデートされているので見た目がすぐに変わることを考えると、画面を載せて分かりやすくするよりも載せないことのほうが得られるメリットが大きいしこういう徹底した分かりやすさへのこだわりが細部にまで見て取れました。

2年前に仕事でAWSを触ることになって以来、AWSの入門書は10冊くらい読みましたがどれもある程度のネットワーク知識を前提としていて入門書と言いつつそこまでかんたんではないなというものがほとんどでした。Region/AZの説明に始まり、アカウントの作成からマネジメントコンソールへのログイン、VPCの作成、EC2/RDSの作成などある程度の知識を前提としていて、自分のようにすぐに仕事で使える程度の知識を得ることを目的とした内容になっていました。これはこれで入門書としてはいいというか自分的にはよかったのですが、どのAWS入門本も同じような構成・同じような難易度のものばかりでほんとうにかんたんな入門書というのは見かけたことがありませんでした。パブクラを使いたいなんて考えるのはある程度の知識がある人だろうという前提があるのは理解しつつも、もっと読みやすい入門書があれば初めてAWSを学習する人におすすめできるのになといつも思っていました。

今回読んだこの本をまさに自分があったらいいなと思っていた入門書でしていい本がこれなら子どもたちにもおすすめできます。