1. プレイ時間 - 15時間くらい
2. ジャンル - ミステリーアドベンチャー
3. 機種 - PS4
4. 感想
[良かった点]
(1) ストーリーがとてもよい
(2) さくっと遊べるライトなボリューム[残念だった点]
(1) ゲームというより本を読んでる感じに近い
(2) クリア後に全体を補足するような何かがあるともっとよかった
体験版が出ていたので何となく遊んでみたら思いのほかおもしろかったので購入しました。
映画監督の八雲と新人女優のリホがそれぞれ別々の事件に巻き込まれてそれを解いていくチャプター形式のミステリーアドベンチャーです。基本的にストーリーは一本道でプレイヤーは出された選択肢を選ぶだけというゲーム要素の少ないタイプの作品です。個人的にはこういうゲームは高校生の時にかまいたちの夜をやった以降は手を出していなくてさほど好きなジャンルではないはずなんですが、ストーリーがとてもおもしろかったので読書をするような感じで楽しみました。
八雲監督が主人公である八雲編は全5部、新人女優のリホが主人公であるリホ編は全2部で構成されていてそれぞれが1時間から2時間程度で終わるボリュームでおさまっています。1日1時間くらいをさっくり遊ぶことが多い自分にはこのボリューム感はちょうどよかったし、最初から最後までかかった時間も15時間くらいと短めだったのもすごくちょうどいい感じでした。ただ、1つのゲームをたくさん遊びたい人には物足りないボリュームだと思うのでそこらへんは好みがわかれそうです。
というわけでボリュームの少なさ自体はぜんぜん気にならなかったのですが、クリア後にそれぞれの登場人物を深堀するようなおまけがあればうれしかったなとは思いました。登場人物はさほど多くなかったけどみな個性的でおぼえやすかったし魅力も感じたので、なんとなくもったいないというかそういう部分の物足りなさをおぼえました。もし登場人物が継承された外伝的な作品が出たらすぐに買っちゃいそうです。
あとは島根県を舞台にしていてさまざまな観光地がたくさん紹介されていたのですが、この作品をやってみて初めて聖地巡礼したいという人の気持ちがわかった気がします。新型コロナが落ち着いたら島根県に行ってみたくなりました。