茨城県常陸太田市で開催された第18回常陸太田市西金砂登山マラソンに参加してきました。
今年初参加です。
タイム
タイム種別 | タイム |
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グロスタイム | 1時間2分46秒 |
ネットタイム | 1時間2分40秒 |
平均ストライド(cm) | 平均ピッチ(歩/分) |
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1.11[m] | 197[歩/分] |
合計:14.0km/01:02:46(4分29秒/km)
種目別では18位、総合では49位でした。参加者数はわかりません(笑)
走ってみての感想
[コース図]
高低差図
[h250]
さすが登山マラソンという高低差です。
スタート前
スタートの並び順は10kmの持ちタイム順に35分以内/40分以内...50分以上といった感じで分かれていました。
自己ベストタイムで並ぶのであれば40分以内のところに並ぼうかと思ったのですが、人数も多くないから走路が詰まることもなさそうだったので後ろから走ってたくさんの人を抜いたほうが楽しそうだなと45分以内のところに並びました。
現地に着いた8時過ぎくらいだとだいぶ気温が低かったのですが、9時を過ぎて日差しが出始めると少しずつ暖かくなってきて体が少しずつほぐれてくる実感がありました。タイムを狙うつもりはまったくなかった、というかコースがまったくわからなくてどのくらいのタイムを狙えるのかまったく見当がつかなかったのでせめて気温が上がって走りやすくなってくれそうなのはうれしかったです。
スタートを待ちながら前を見ると明らかに10kmを40分で走れなさそうな人が40分以内にたくさん並んでいてなんだかなと思ったのですが、人数も少ないからまあいいかと気にしないことにしました。というかこの大会は遅いのに前に並ぶ人が多かったです。どうせすぐ追い越しちゃうから別に困らないしいいんですが、でもだからといって自分の実力に見合わないブロックに並ぶのは感心しないし嫌だなと思いました。
とくにトラブルもなかったため、予定どおり10時にスタートしました。
スタート 〜 2km
スタートロスは5秒。まったくストレス無くスタートできました。
スタート直後は少し下り、そしてすぐにのぼりに転化。そしてその後はしばらく緩い下りが続きます。コース自体は緩い下り基調ということで、個人的にはすごく走りやすい部分でした。ただ、案の定、前のほうにやたら遅い人たちがいて抜くときにちょっと邪魔だなと思うところが多かったのが残念でした。
申告タイムは自己申告だけにちゃんと守ってほしいです。
そんなことを考えていたらあっという間に2km地点に到着したのですが、2km地点はわたしが止めた駐車場の近くでした。
2km 〜 6km
2kmを過ぎるとそれまでの下り坂が緩やかな上りへと切り替わります。
確実に上っていることはわかるくらいに上っているのですが、大会名に「登山マラソン」とあると「これで登山?」と言いたくなるような軽い上りです。このくらいの斜度の上りだとペースを維持できそうだったので、何とかペースを変えずに走ろうと無駄に頑張りすぎて最初の2kmよりもペースが上がってしまいました。ここではかなりの人を抜いたのですが、一人だけぴったりと後ろにくっついてくる人がいてちょっと嫌だなと思ってました。
それでもここらへんではまだ調子がよかったので、「着いてこれるなら着いてこい」と強気に後ろの人を引っ張るくらいの気分で走ることができました。
6kmの時点ではまだまだ元気でした。
6km 〜 9km
6km地点を過ぎるとほぼ180度折り返してついに山道へと入ります。
折り返した瞬間に思わず笑っちゃうほどの上りが始まりました。これは終わった(笑)
明らかにそれまでとはレベルの違う斜度でして、これはたしかに登山マラソン名乗ってもいいわ...と思ってしまいました。
今年の6月に走った鳥海山のような10%を超えるほどのきつい上りではないのですが、でもここまで走ってきたキロ4分30秒を維持できるような甘い坂ではありませんでした。1kmほどは我慢して上ったのですが、結局途中でダウン。「これは無理」と思ってしまった瞬間、そのあまりのつらさに立ち止まってしまいました。そこからも走っては歩いてを繰り返すありさまでして、結局頂上とおぼしき場所に行くまでに7回歩いてしまいました。
根性なさすぎるよ...。
6km地点までわたしの後ろを走っていた人はわたしが歩きだした途端にそのまま抜き去ってあっという間に見えなくなってしまいました。
9km 〜 ゴール
9kmを過ぎると上りは無くなり10kmからはほぼ下り一辺倒になります。
「あとは下りだけだから楽勝!」かと思いきや、この下りが激しすぎるというか、あまりに下りが急すぎてコースアウトしそうなレベルでしたので走っていて本当に怖かったです。どのくらいの下りなのかというと、曲がり角には監視員の人が必ず立っていてコースアウトして崖を落ちないようにという配慮されるレベルです(笑)
でも上りもきつければ下りもきつくて当然ですよね...。そんな当たり前なことにも思い至っていませんでした。
上りで歩いてしまったので下りをいかしてペースをグッと上げられたらいいのですが、残念ながらわたしは下りがたいへん苦手でしてペースを制御するだけで精いっぱいです。よほど平地を走ったほうが速いんじゃないか?という程度の速さでしか走れず、ここの下りでは数人に抜かされてしまいました。
残り3kmを切ると下りの斜度はやや緩やかになったので、ここから一気にペースを上げてラストスパートをかけます。
前にいる人を一人一人追いかけては抜いてを繰り返してゴールまで一気に駆け抜けゲートに飛び込みました。ラストスパートをかけるのが速すぎたのかめちゃくちゃ呼吸が乱れてしまい、ゴール後はしばらく動けませんでした(笑)
まとめ
登山マラソンとか言ってるけど大したことないでしょーと舐めてたけどなかなかすごかった...。5回歩いた(´・_・`) pic.twitter.com/XPouB6F90S
— いとっと@塩谷10km(12/10) (@itotto0205) 2017年11月19日
まさに油断大敵というやつですね。心から反省しています。
そんなわけで走るほうはさんざんな目にあってきましたが、大会自体はほんとうにたのしかったです。
地元の婦人会の人たちがおしるこやら柚子味噌の田楽を作って売っていたのですが、おしるこが煮詰まりすぎて最後は餅しかない状態で売ってて思わず笑ってしまったし*1、でも食べたらめちゃくちゃおいしくて最高でした。そしてコースはきつかったけれど、紅葉がめっちゃきれいでずっと見ていたくなるくらいよかったし、そして完走後には会場にあるお風呂に無料で入れるというおまけつき。
このお風呂がまた最高に気持ちよかったです。
宇都宮からちょっと遠くてその点はちょっと大変ですが、でもまた出たいなと思える魅力ある大会だったし、上位の選手のタイムを見たらとても入賞したいとは言えないレベルだったのでとりあえず次に出るときはぜったい1時間を切りたいなと思います。上りを歩かなければたぶん余裕で切れると思うのでもっと上りに強くなってまた走りにきます。
*1:おばちゃんたちは「餅がいっぱい入っててお得よ!」と言っててそれでも吹きましたw