昨日がブログの連続更新3000日目でした。
連続更新を始めたのが2007年の11月で1000日目が2010年8月、2000日目が2013年5月で3000日目が2016年2月。2007年から書き続けたのかと思ったらそのあまりの長さにちょっと遠い目をしてしまいました。当時生まれたばかりだった次女はもう8歳だもんなあ...。
ブログを毎日書こう！と思ったきっかけはテレビでおすぎが「年間600本の映画を観ている」という話をしているのを聞いて「毎日映画観てるのすごい！」→「おれも何か毎日続けたい！」→「毎日ブログ書く！」と三段跳びのように話が飛躍した結果導き出されたのでした。
いま思うとこんな思い付きで始めたことが8年以上も続いたなんて嘘みたいな話だなとちょっと笑えます(笑)
毎日更新し始めたころは映画を観始めたころとちょうどかぶっていて年間100本くらいは見ていました。その感想を書くことでブログが書けたのでブログのネタにはさほど困らない時期でもありました。映画を観るのも楽しいしその感想をブログに書くのも楽しいというなんだかすごい幸せな時期でした。
その後1000日連続更新したところでもう毎日更新は止めようと思ったのですが、そのときにはもう書くことが習慣になっていたのでもう止めることはできませんでした。
このころ何度か海外に出張することがあってさすがに更新無理じゃね？みたいなことがあったのですが、メールやスマートフォン*1を駆使して毎日日記を書いていました。1日1時間は必ず書きたいことを書く時間を作り、それをブログにアップするというルーチンを変えたくないと思っていました。
あとは一回書くことを止めたらもう二度と書かなくなりそうだったので怖かったというのもあります。
そして2000日になるころには連続更新することにとくに価値を見出すことはありませんでした。
ブログは書きたいから書いているだけであって、書きつづけた日数が端数のないキリのいい数字になっただけであって特別な思いもあまり感じなくなりました。少なくとも1000日連続を達成したときのような興奮はまったくありませんでした。
そして今日3000日目を迎えたわけですが2000日目よりはなんかうれしいというか、自分自身がすごくこのことを喜んでいるような気がします。その理由はよくわかりません(笑)
そもそも、ブログを毎日書いたからと言ってもそれ自体は褒められるようなことではないと思っています。
自分で新しい習慣を作ってそれを続けただけであってそれ以上でもそれ以下でもありませんが、でも続けたわたしにとってはすごく大きな価値があります。
この毎日書き続けたブログは3000日続くわたしの生存記録です。
わたしが何に興味をもち、何を考えて、何をやったのかがこのブログには書かれているので読み返せば書いた当時のことをとてもリアルに思い出すことができます。
話は少しそれますが、ブログに限らず、文章を書くときには「この書いた文章を誰に読んでもらいたいのか」ということを念頭において書くことが一番大事だとわたしは思っています。想定する読者を決めてその人のことを考えながら書く。そうすればほかの誰に伝わらなくともその相手にだけはぜったい伝わるものが書けると思っているのです。
わたしはこのブログを書くときに将来の自分に向けて書くことを心がけていました。一番読ませたい想定読者はいつも自分自身でした。だからたまに読み返すのがすごい楽しいし暇になると思い出したように何度も読み直しています。
なのでブログを毎日書くということは、あとで読み返したときにすっぽり抜け落ちた穴を作らないためでしかなかったんだなといまとなって気づいたりしています。
こうやって毎日毎日書くことで、映画にどんどんハマっていく様子だとかそこからマラソンに気持ちが移っていく様だとかが垣間見れてめちゃくちゃおもしろいです。こういう変化って他人から見たらぜったいおもしろくないと思うのですが、なんていうかこれが自分のことだとすごい興奮してしまいます。
自分のことは常に見ている分、自分の変化を客観的に見ることってなかなか難しいと思うのですが、ブログだと年単位での変化がすごく簡単に可視化できるのがすごいです。そういう部分も含めて毎日書いておくことはすごい大事だなと思うわけです。
話はちょっと変わりますが3年前くらいまではPVも気にしていました。毎日更新してPVが増えていた時期もあったので当然と言えば当然なんですが、いまはもうぜんぜん気になりません(笑)
ブログなんて所詮自分が読むための日記だと思えばPVなんて気にならないというか、むしろ多すぎるとちょっと怖いので炎上していないかどうかという意味でPVの多寡が気になる程度です。
という話をリアルですると、自分が読むための日記だったらこうやってインターネットに公開しなくてもいいんじゃないの？という人もいます。おそらくここまで読んでそう思う人もいると思いますし、じっさいわたしもそう思ったことがありました。もう自分だけ読めればいいやと思って昨年の下旬から一時期、このブログをプライベートに切り替えて3か月ほど運用したことがありました。
正直プライベートで運用してもまったく困らなかったしむしろ人目を気にせず好きなことが書けて楽しかったのですが、いままで書いたエントリーのうち、自分以外の人に読んでほしくて書いた記事が誰からも読んでもらえないことがもったいないと思うようになりました。
バッチファイルの書き方や社内wikiの話、どうしても一言言いたくてトラックバック飛ばした記事や某アーティストの映画の感想など、読み返してみればみるほど自分以外の人に向けて書いた記事がわりとあることに気づきました。
そういった記事を別ブログにコピーして公開しようとしたこともあったのですが、数が多すぎて結局断念し、このブログを改めてパブリックに公開しました。自分のためにしか書いてないつもりでしたが、10年以上書いてるとそういう記事も結構あるんだなと意外でした。
最後にいい機会なので書いたエントリーの数も晒します。
このブログを書き始めたのは2005年11月からなのですが、そのときから書いた記事は5596エントリーでした。これが5597エントリー目。
1日平均1.4記事程度の頻度で書いても10年以上続けていればこれだけの数になるのかとちょっと驚いています。
まとまらない記事になりましたが好きなことが書けて本人大満足です！
(関連リンク)
