「009 RE:CYBORG」見たよ


2013年。ロンドン、モスクワ、ベルリン、ニューヨーク……。世界の大都市で、超高層ビルが次々と崩壊するという同時多発爆破事件が発生。犯人不明のこの無差別テロは、世界を不安とパニックへと陥れていた……。

009 RE:CYBORG | 映画-Movie Walker

TOHOシネマズ宇都宮で観てきました。3D版を鑑賞。

009については「名前は知ってるけど関連する映像作品は一度もみたことがない」という感じでしたが、観た方の評判がわりとよかったので見てきました。感想としては「設定に関する説明がほとんどなくて分かりにくかった」ということと、そして「話が壮大過ぎて興ざめしてしまった」ということでした。


まず「設定に関する説明がほとんどなくて分かりにくかった」という点ですが、これはもう原作や過去の作品ありきの映画化であることを考えればやむを得ないだろうと思います。もうちょっとキャラクターや彼ら自身、そして取り巻く環境の変化について説明があればうれしかったのですが、旧知の人の中にはそれをされるとうっとうしいという人もいるでしょうし、これは選択の問題だろうと。


あと「話が壮大過ぎて興ざめしてしまった」という点。
これはもう完全に嗜好の範囲なんですが、わたしはこういうお話がそもそも好きではないんですね。いわゆる集合的(集団的?)無意識のお話*1だと理解したのですが、これがもうほんと楽しめないんです。いや、そういった無意識が誰の中にもあるっていうのはおもしろいと思いますよ。

そういう話自体はわりと好きです。


ただ、そこから神がどうだとか大いなる意思的なものが出てきた時点でもう無理なんです。
無理な理由を考えて挙げるのもおっくうになるのであえて分析はしませんが、わたしはそういう話は好きじゃないんです。とにかく、この作品で描いているお話のテーマそのものがわたしの嗜好にあわなかったということで。


というわけで、観に行くのであればもっと事前に準備をしていけばよかったなと反省したくなりました。

アニメーションはきれいで迫力もあったし、おもしろいと感じるシチュエーションもあったので、それを存分に楽しめなかったことが残念でした。それと、3Dは飛び出さない上に立体感もほとんどうまく演出できておらずその価値を微塵も感じられなくてそちらも大変がっかりしました。2Dでじゅうぶん。


公式サイトはこちら

*1:ユングでしたっけ?