「ジョン・カーター」見たよ


滅亡の危機に瀕した神秘の惑星“バルスーム”を舞台に、愛する妻と娘を失った地球の男、ジョン・カーターの驚異の戦いを描いたファンタジー・アドベンチャー超大作。『スター・ウォーズ』、『アバター』にも多大な影響を与えた伝説的小説を原作にした、ウォルト・ディズニー生誕110周年記念作品。

『ジョン・カーター』作品情報 | cinemacafe.net

MOVIX宇都宮で観てきました。

予告を観たかぎりでは、「アバター」と「トロン:レガシー」を足して2で割ったような作品かなと思っていましたが、観てみたらその印象とはやや違った内容でした。本作は、突如亡くなったジョン・カーターの財産を受け継ぐことになった甥がジョンの死の真相を知るに至る物語と、ある出来事をきっかけに火星で戦うことになったジョン・カーターの物語の2つのパートからなっています。

エンターテイメント要素の強い火星でのストーリー(後者のパート)を主軸にし、作品全体をまとめる役割を前者のパートに担わせることで、2つのパートがうまく接合されてひとつの物語として結実していたのは見事だと感じました。

ただ、物語のザッピングの仕方が少し込み入っていたことと、冒頭での語りの足りなさが相まって、前半はどこかつかみどころのない印象を受けたのでそこはもう少し分かりやすく整理して欲しかったかなと思います。分かりにくいというほどではないのですが、やや話が雑多になっているように感じました。


細かい設定の粗や物語の整合性をさほど気にせずに楽しめるわたしのように人に向いた作品だと思います。
公開前からアメリカでこけたというニュースが出ていて、観る前にいくぶん不安もありましたがとてもおもしろかったです。


あと、わたしはこの作品を2Dで見たのですが、おそらく3Dで観なくても全然問題ないと思います。
2Dでも臨場感はじゅうぶん味わえますし、ここは3Dで見たい!というシーンも特にありませんでした。2D/3Dで悩んでいる人には2Dをおすすめしておきます。



(関連リンク)


公式サイトはこちら