「ライフ −いのちをつなぐ物語−」見たよ


最新テクノロジーを使用し、動物たちの決定的瞬間を捉えたネイチャードキュメンタリー。ナレーションにはダニエル・クレイグを起用している。

『ライフ −いのちをつなぐ物語−』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズ宇都宮にて。


自然大好き!とか、動物LOVE!!なんていっちゃうほど自然をこよなく愛したり博愛精神に満ちているわけではありませんが、でもネイチャードキュメンタリーはすごく大好きで新しい作品が公開されるたびに足を運んでしまいます。どうやって撮ったのか首をかしげたくなるくらい迫力ある映像や、動物たちが厳しい自然の中で力強く生き抜いている様子はそれだけでもう見ていてグッとくるのです。
過去に観た作品で言うと「アース」や「バグズワールド」、あとは「オーシャンズ」の前半部分なんか本当にすばらしくて、もう目が離せないというのはこういうことをいうんだろうなというくらいにひと時も見逃したくないと思って観たのですが、今回もこういう映像が観たくて足を運びました。


で、映像はたしかにすばらしいんですよ。すごくいい。







ですが、正直に申し上げると映像は期待以上のモノではなかったし、見せ方もちょっと嫌だなぁ...と感じました。
「期待以上のモノではない」という点については、わたしがこの作品を観る前にたくさんのすばらしい作品を観てきたためにハードルが上がっていたせいだと思いますし、それを欠点として挙げるのはいささか酷かも知れません。例えばイルカの漁やコモドトカゲの狩りの様子は素直にすげー!と感心してしまったので全部が全部物足りなかったわけではないのですが、ただ全体として観ればどこかで観たような映像が出てきていたようなそんな印象を受けてしまいました。


あと「見せ方がちょっと嫌」という意見は、ナレーションが多過ぎて萎えてしまったためです。
ただ映像そのもののおもしろさを楽しみたいと思っているのに、すべての映像に説明やら解釈やらがずっと入りっぱなしというのは萎えます。ネイチャードキュメンタリーではないのですが、「いのちのたべかた」という作品のようにナレーションがまったくないドキュメンタリーがわたしは好きなので、正直この作品のナレーションの多さには辟易してしまいました。
好き嫌いなんでしょうがわたしは嫌でした。愛とか言われるとちょっと冷めるなあ...。


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