「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」見たよ


謎の島から遭難信号を受け取ったショーン・アンダーソン(ジョシュ・ハッチャーソン)は、島を探す冒険に出る決意をする。義父・ハンク(ドウェイン・ジョンソン)の反対を押し切り、ヘリコプターのパイロット(ルイス・ガスマン)、そして彼の美しい娘(ヴァネッサ・ハジェンス)と共に冒険の旅へ! 謎の島には奇妙な生物、金の山、火山、お宝が眠りある秘密が隠されていた。衝撃波によって島ごと海底に沈んでしまう前に、彼らは逃げられるのか?

『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』作品情報 | cinemacafe.net

MOVIX宇都宮で観てきました。


前作「センター・オブ・ジ・アース」は近くで3D上映がなく、やむを得ず2Dで観たのですが「おもしろいんだけれど、やっぱり3Dで観たかったよね...」というとても悲しい気持ちになったことをいまでも覚えています。
「3Dだったらここはきっとすごい飛び出して見えてびっくりするんだろうな...」とか「ここが立体視だったらすごい迫力があるだろうな...」とか、始終拗ねながら観たわけです。

たしか当時は日本初のデジタル3Dという触れ込みだったと記憶していますが、いまほど3D映画があふれていた時でもありませんでしたので3D映像が観てみたかったんですよ。


その時は大変悲しかったのですが、あれから3年が経ち、その続編をやっと3D映像で観てきました。
彩り鮮やかな島の風景や3Dを意識した映像はまさに期待以上の出来でして、画面の奥から観客側に向かって何かが飛んでくるように見えるというベタな3Dの使い方でさえもとても効果的で思わずのけぞってしまうほどでした。

3Dで観てよかったなとすなおに思える3D映画でした。


そして、ストーリーはそんな映像の出しどころをうまくコントロールするようにイベントが配置されていて、極力シンプルに組み立てられている印象を受けました。始まって早々に結末までのおおよその流れが想像がつくくらい分かりやすく*1、だからこそストーリーに気を配らなくても純粋に目の前の冒険に集中できたのはよかったです。


ストーリーは体験を補助するための添え物に過ぎず、そういう意味でとらえるとこの作品を観ることは遊園地のアトラクションを楽しむことに近いんじゃないかと思いながら鑑賞しました。

書いてそうだなと思ったのですが、この作品は映画鑑賞というよりも体験といった方がしっくりくる感じですね。


ただ、ひとつどうしても我慢ならなかったのがショーンの反抗期キャラがとにかくうざかったこと。ひさしぶりにグーで殴りたくなるくらいむかつくキャラを観ました。グーで殴りたいと言ったけどパーでもいいから殴りたかったです、割と本気で。

ハンクに対しては理由も特にない子供じみた反抗的な態度をとったかと思えば、ヴァネッサにはデレデレしちゃってホントだらしない。親への態度は厳しく、友だちにはヘラヘラしてるってのはこのくらいの年齢の男の子の実態としては割合リアルな描写なのかも知れないけれど、だからといってハンクへのあの態度は観ていてほんとイライラしました。


ただ、そんな彼が島での冒険をとおして徐々にハンクに心を開いていくところはある意味この作品の中でも大きな見どころでもあり、そう思えば最初のうざいキャラというのもうまい演出だなと思いました。まあそう思ったのは観終えてからで、観ている最中はほんと殴りたかったんですけどね。



公式サイトはこちら

*1:少なくとも前作を観ていれば途中の経過も含めて想像できたと思います