「デビルクエスト」見たよ


伝染病が流行していた14世紀。十字軍の騎士・ベイメンとフェルソンは、激しい戦闘を繰り返していた。遠征と惨殺の日々に嫌気が刺したベイメンは、フェルソンと旅に出たが、とある町で捕らえられ、病に伏せる最高位の聖職者・枢機卿より「捕らえている女を人里離れた修道院へ運び、魔女裁判にかけよ」との特命を受ける。修道院のあるセヴラックを目指し、彼らの旅が始まる…。

『デビルクエスト』作品情報 | cinemacafe.net

梅田ブルク7にて。

中世ヨーロッパを舞台にした、古きよき時代のロールプレイングゲームの1エピソードを見ているようなそんな印象を受ける作品でした。
魔女としてとらえられた女性を遠く離れた修道院へと運ぶことを目的とした旅は、時にオオカミに襲われたり、時にボロボロのつり橋を渡ったりとまさに冒険と呼ぶにふさわしい出来事のオンパレードでして、観ているだけで手に汗握ってしまいます。
さらに、このとらえられている女性は本当に魔女なのか?それとも単に濡れ衣を着せられただけの一般女性なのか?というところを餌にして、物語の向かう先を最後まで断定できないような工夫もされていて最後まで飽きずに鑑賞することができました。冒頭から魔女狩りの正当性に対して違和感をおぼえるように、ところどころに種をまいていたこともこの謎を効果的に演出するエッセンスとなっていたように感じました。


そしてRPGらしくラスボスとのラストバトルも用意されており、その熱い展開にもつよく心惹かれましたし、もうちょっと続いて欲しかったな...と思ってしまう95分という尺の短さもよかったです。


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