「ファンタスティックMr.FOX」見たよ


ロアルド・ダールの「すばらしき父さん狐」を、『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』、『ダージリン急行』のウェス・アンダーソンが映画化。主人公Mr.フォックスの声をジョージ・クルーニーが担当する。

『ファンタスティックMr.FOX』作品情報 | cinemacafe.net

目黒シネマにて。2011年上半期ベスト未見作品補完計画第三弾。


ストップモーションアニメーションの映画といえば、昨年観た「コララインとボタンの魔女」のことを思い出すのですが、あれは本当にすばらしい作品でして3Dであること以外はとても気に入りました。そしてコララインをきっかけに、ストップモーションアニメーションというものが好きになったのですが、好きになってみて気づいたのは劇場公開されるストップモーションアニメーションの映画ってあまりないということです。
わたしのアンテナが低くて見つけられていないというのも一因なんでしょうが、ただ基本的には一コマずつ撮らなければならないストップモーションアニメーションというのは撮るのが相当大変らしく、ジャンルとして多くの作品を輩出するようなものではないようです。たしかに作品を作るのに年単位で時間かかりそうですよね....。
そんなわけでいつもは教育テレビの「パルタ」や「ニャッキ!」を観て気持ちを落ち着けています。


子どもが生まれてからNHKをよく見るようになりましたが、どれもすごくクオリティが高くておもしろいです。おすすめ。


さて。
そんなわけで本作「ファンタスティックMr.FOX」は久々に劇場で観られるストップモーションアニメーションということで楽しみにしてきましたが、とてもおもしろかったです。時にかわいらしく、時に野生っぽさ全開で猛々しく動き回る動物たちを観ているだけでおもわずニヤニヤしてしまいそうになりました。ひとつひとつのシーンからは作り手の苦労と愛が感じられて、笑っていいシーンでさえもその暖かさに泣きたくなるほど感動しました。安っぽい表現ですが、感動という言葉以外はふさわしくないんだよなー。
特に平時は人間とそん色なく生活を送る動物たちが、ご飯を食べたり怒りを表明する時だけは野性を取り戻すその切り替わりのタイミングの意外性というか絶妙さには舌を巻く想いでした。


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