「それいけ!アンパンマン すくえ!ココリンと奇跡の星」見たよ


宇宙の彼方にあるヘンテ星の住人・ココリンが、「星の危機を救ってほしい」とアンパンマンに助けを求めてくる。ヘンテ星では“食事”といえばカプセルだけで、食べる喜びを知らなかったココリンは、ジャムおじさんの作ったパンに感激。パン作りを習い、ヘンテ星を救い、人気者になろうと考えるココリンだったが、なかなかうまくパン作りができず…。「うたって てあそび アンパンマンともりのたから」と同時上映。

『それいけ!アンパンマン すくえ!ココリンと奇跡の星』作品情報 | cinemacafe.net

MOVIX宇都宮にて。


劇場版のアンパンマンはハホ*1が2歳の時から観始めたので今年で5年目となりました。
昔はアンパンマンが出てくれば喜んで、バイキンマンが悪さをすると泣いてこわがってたハホですが、さすがに小学生にもなるともうまったく動じなくなってしまって、アンパンマンが出てこようがバイキンマンが出てこようが感情を露わにすることはありません。ドラえもんとかクレヨンしんちゃんみたいに笑えたり泣けたりするシーンがあればまた違うんでしょうが、アンパンマンではそこまで感情を揺さぶられることはなさそうでして、本当に顔の筋肉を一切動かすことなく鑑賞してました。


観終わってからジュース飲みつつハホと話したのですが、「もうアンパンマンは卒業かな...」という地獄のミサワみたいな発言を聞かされて、こいつも大きくなったもんだ...と感慨にふけってしまいました。来年からは次女と観に来ようっと。


さて。
そんな本作の感想ですが、わたしはすごく楽しめました。エネルギー問題に揺れるという現代らしいテーマをかかげていておもしろかったです。ここ数年では一番楽しく鑑賞できました。
昔の人が作ってくれたけどその正体は不明という怪しいエネルギーに支えられて豊かな生活をしているヘンテ星はまさに震災前の日本の姿であり、それにとどめを刺したバイキンマンは震災と同じ役割を担っています。依存しきっていたエネルギーがなくなったことで苦境に立たされているヘンテ星の姿は震災で原発がなくなってしまった日本と被り、その状況で右往左往しているところもよく模していると感じました。
その結果たどりついた結末については何となく納得できないところもありますが、これもひとつの主張と思えば別にいいかなという気がしました。


それよりもアンパンマンという映画で現代の問題を扱ってみせたところはおもしろいなと感じました。


公式サイトはこちら

*1:長女