「パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT」見たよ


東京で暮らすとある3人家族。アメリカから帰ったばかりの姉・春花(青山倫子)はある朝目覚めると、部屋のものが移動していることに気づく。弟の幸一(中村蒼)のいたずらと決めつける春花に対して幸一は潔白を主張。それを証明するために部屋にビデオを設置するが…。全米で社会現象を巻き起こした『パラノーマル・アクティビティ』の続編を日本を舞台に製作。

『パラノーマル・アクティビティ第2章/TOKYO NIGHT』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズ宇都宮にて。


前作を見た際は少々物足りなさを覚えたのですが、続編である今作は"基本的な構成"から演出の加減まで、前作をほぼそのまま踏襲していたためにおおよその感想はほぼ前作と同じような感じになりました。出だしから結末までとおして際立って悪いと感じたところもないのですが、でも全体をとおして物足りなさを残すところはやはり前作と一緒でして、何も続編だからといってもそこまで真似しなくても...という気分になりました。


そんな「前作とほぼ同じ」という中にあって前作ともっとも大きく違う点は、舞台がアメリカと日本と異なっている点です。
これは単純に類似している奇妙な出来事が異なる国でも起きているんだと描くのではなく、それぞれの物語をわずかにつなぐことで"国を超えて伝染する恐怖"を描くという役割も担っています。つまりこの作品が単なる続編ではなく、前作と合わせてひとつのシリーズとしての膨らみをもっていることを知りとても嬉しい気分になりました。


点と点がつながる瞬間を喜びとして感じられたのはよかったです。


そういえば、この映画が始まる直前の予告で"「パラノーマルアクティビティ2」を2011年2月に公開します"的な情報が流れました。今回映画館で見たのは「パラノーマルアクティビティ第2章」で、予告で流れたのは「パラノーマルアクティビティ2」。
たしかに2の方がいかにも続編的な雰囲気でしたのでこれに2がナンバリングされるのは分かるのですが、じゃあ今回見たこの2章はどういった位置づけなんだろうとか思うとわけがわからなくなります。


2も2章も、それぞれが続編を撮る権利みたいなのを同じくらいの時期に買って撮りはじめたせいで、こんなナンバリングになったんじゃないかと思うわけですが、正直こんな分かりにくいナンバリングは止めて欲しいなと思ったのでした。


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