ミラーズ


同僚を誤って射殺してしまい、停職処分を下されたニューヨーク市警の刑事、ベン・カーソン(キーファー・サザーラン)はアルコールに溺れる日々を送っていた。だがベンは、別居中の妻・エイミーの信頼と、かわいい2人の子供との生活を取り戻すため、5年前の大火災で大勢の死者を出し、廃墟と化したメイフラワー・デパートを巡回する夜警の仕事につく。そこでベンは、いまなお美しい光沢を保つ巨大な鏡の邪悪な妖気に引き寄せられるように鏡に触れた瞬間、全身を焼き尽くすような激痛がベンを襲い、鏡には焼けただれた女性の姿が映し出された…。そのあまりにもリアルでおぞましい体験から、極度に鏡を恐れるようになったベン。だが彼の周囲で、奇怪な出来事が続発するようになる。やがてベンは、鏡に浮かび上がった謎めいたキーワードの意味を調べるうちに、50年以上前に病院で起こった忌まわしい事実にたどり着く――。

『ミラーズ』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズ宇都宮にて。
これはまずい...。物語が半分過ぎたあたりから「これ以上観ない方がいい」という危険信号が出始めました。この作品はタイトルにもあるように、"鏡"というあまりに日常に根付いているアイテムがキーになっているのですが、もうこれが冗談じゃほど怖い。主人公ベンの妹が犠牲になるシーンがあるのですが、そこを観ながらもうひとりでお風呂に入れないな...という考えが思い浮かびました。もうこの時点でわたしの中では危険水域に達していたのですが、ここまで観ておいて帰るわけにもいかず最後まで座席にしがみつきながら観ました。


前から何度か書いていますが、ホラーやパニック系の映画の一番のポイントは「どれだけ日常にありがちなシチュエーションで怖さを表現出来るか」という部分だと思っています。その評価基準で言えば、この作品は文句なしに怖かった。もう何をどう間違ったとしても二度と観たくない作品リストに追加されました。
誰に誘われたとしても絶対にもう観ません。たとえ大好きな宮崎あおいに誘われたとしてもです。


これほど怖がりなのに、なぜホラーやパニックホラーを観に行ってしまうのか、自分の事ながらさっぱり理解出来ませんが、まるで生まれたての小鹿のようにプルプル震えてしまう自分の情けなさが好きなんだろうなー...きっと。
そうでなければ精神的Mか、もしくは潜在的にこういう願望があるとか。とにかくまともとは思えないです。
なんて、何だかんだいいつつも、来月公開の「13日の金曜日」も観に行ってしまいそうです。


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