ベルナのしっぽ

ベルナのしっぽ (角川文庫)

ベルナのしっぽ (角川文庫)

盲導犬と過ごした日々を描いた作品。
日記のような文体と大きな文字がとても読みやすかったのですが、内容そのものに抵抗を感じるというか、いい話に書こうとしているんじゃないかといううがった見方をしてしまい、どうもいい印象は残りませんでした。こういう話をストレートにいい話として読めるのであればすごくよいのだろうと思いますが私には無理でした。ひさびさに読むのがつらい本でした。


大学に入るまでは目の不自由な祖母と暮らしていたので盲導犬の大事さは理解しているつもりなのですが、一方で、この本を読んで犬を調教して盲導犬としての役割を持たせることの是非について考えたのですがとりあえず心にしまっておきます。