ホートン ふしぎな世界のダレダーレ


ある日象のホートン(ジム・キャリー)は、空中を舞う小さなホコリの中から、助けを求める声を耳にする。そしてホートンは、ホコリの中にも住人がいるかもしれないと思っていた。だがホートンは、頭がおかしくなったという周囲の意見をものともせず、人助けへと乗り出すのだった――。最大の危機を迎えてしまった、ホコリのように世界一小さい国・ダレダーレ国。ここから世界一の大冒険が、いま始まる! 原作は、絵本作家ドクター・スースの人気絵本「ホートン」シリーズ。

『ホートン/ふしぎな世界のダレダーレ』作品情報 | cinemacafe.net

小山シネマロブレにて。
ふわふわ漂う小さな小さなほこりの中にたくさんの人たちが住む国があったとしたら...。そんな夢みたいな妄想を私は今でも毎日のようにしているわけですが、これをじっさいに映像にしてみましたというのがこの作品です。
自分たちの住む宇宙をさらに大きな宇宙が取り巻いている。そんなフラクタルな世界観は嫌いではないし、むしろすごく好きだからこそ映画館に観に行ったわけですが、見終っての感想はいまいちだなという感じでした。
上に書いたとおり着想はすごく好きなのですが、登場人物があまり魅力的ではない上にストーリーも先が読め過ぎるというか抑揚に欠けていてあまり興奮しませんでした。それほど期待していたつもりはなかったのですが、過剰だったのかも知れません。


唯一、後半のダレダーレ国が一丸となって音楽を奏でるシーンはその映像のおもしろさにひきつけられましたが、よかったのはそこだけ。
題材自体はひじょうに魅力的だっただけに残念な作品でした。

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