ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE


ギタリストを志す酒留清彦は、ある日出会ったジャガージュン市と名乗る男に、ふえ科に強制入部させられる。だが、資金難で存続不可能となってしまった、ふえ科。そんな折、世界中で注目されている珍笛が日本に上陸してくる。ふえ科のメンバーは、その珍笛を手に入れ何とかお金を稼ごうとするが…。「週刊少年ジャンプ」に連載され、爆発的な人気を得た同名コミックの実写映画化。ジャガージュン市役を要潤が演じる。

『ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE』作品情報 | cinemacafe.net

渋谷シネアミューズにて。
同じ方が原作者の「すごいよマサルさん」は読んだ事があってすごく好きな作品なのですが、この作品は全く読んだ事がありませんでした。何となく予告を見てみたらあまりに要潤君がハマリ役のようで気になってしまい、思わず見に行ってしまいました。
前述のとおり原作は読んだ事が無いのですが、そんな私が見ても絶対に原作の世界を忠実に表現しているであろう映像の連続に笑いっぱなしの2時間でした。笑える作品だと強く期待をして観に行ってるのに、その期待を大きく上回るほどの笑いが取れるのはすごいなとしか言いようがありません。


ストーリーはあってないようなものなので感想については省略。
で。出演者についてですが、とにかくハマリ役が多い作品だったなという印象を受けました。
ジャガーを演じた要君は文句なしにハマリ役でしたが、そんなジャガーを差し置いての堂々の一位は小木さん演じるハマーです。YO!YO!と言ってるその姿には、ただ出てくるだけで笑ってしまうほどの威力がありました。とぼけたキャラクターが小木さんのイメージにピッタリだったのだと思いますが、それでもこれほどのぴったりとくるハマリ役ってなかなか無いですよね〜。感心を通り越して感動しそうになりました。


それで、この作品の何が一番すごかったって、観ている人たちがとにかくすごかったのです。
まず。この作品は公開が始まってから結構日にちが経っているのですが、客の入りが半端ではありませんでした。観たのはWESTの方だったので130席ほどあったのですが、少なく見ても100人は入っていました。この人数自体、既に驚きなのですが、それに加えて見ている人の反応がすごくよかったのです。横の列に居た女の子なんて、何がおかしいのか分からないシーンでさえずっと笑いっぱなしでした。
あの子はちょっとヤバイと思いますが、でも多くの人がちょっとしたネタにもちゃんと食い付いているように感じました。
原作が好きで好きでたまらない人が多かったのだと思うのですが*1、それにしても非常に良い雰囲気でした。舞台挨拶だってあんなに暖かい空気にはならないと思います。


いつも引き合いに出してしまい申し訳ないのですが、MOVIXの冒頭CMにあるように、映画の醍醐味である「みんなで見ると楽しい」というまさにそれを体現している作品だと感じました。この映画こそ、MOVIXで上映するべきなんじゃないんでしょうか。
MOVIX宇都宮で上映したらまた観に行っちゃうのでよろしくお願いします。

公式サイトはこちら

*1:この映画を見に来る人で原作を知らない人はほとんど居ないと思いますが...