ガッツたち“鷹の団”による救出も虚しく、夢を追う術を奪われ全てを失ってしまったグリフィス。そのとき、覇王の卵・ベヘリットがグリフィスの心の叫びに共鳴し、血の涙を流す。異界の門は開かれ、大いなる恐怖「蝕」が始まるのだった――。黄金時代篇3部作完結篇にして、物語は一気にダークファンタジーの深淵へ。
『ベルセルク 黄金時代篇? 降臨』作品情報 | cinemacafe.net
MOVIX宇都宮で観てきました。
前2作同様、原作未読で観てきました。
黄金時代3部作の完結篇ということでここまで紡がれてきた物語の完結を期待していたのですが、覚悟していたとおり壮大な物語の導入部にとどまる内容でして、観終えて残ったのは「長ったらしい前置きを観ただけだったな...」という悲しい気分でした。
もちろん、いまなお続く原作を差し置いて物語の完結などありえるわけもありませんが、それでも映画の中では「3部作の完結!」といった感じでおさまりよく終わって欲しかったなと。
最後に「物語がいまはじまる!」的な流れで終わられると、さすがにすっきりしないですよね...。
あと原作を読んでいないからか、話の一部が見えてこなくてちょっと首をひねりたくなる部分がいくつかありました。
「作品を観る人は原作既読」という前提があって、映画では描写されなかったシーンは記憶で補完しながら観る。そんなことを期待されているんじゃないかと思うようなところがわりとたくさんあって、やっぱり映画を観る前に原作は読んでおけばよかったなとやや後悔しました。
ただ、作品自体のおもしろさや登場人物たちの魅力は十分伝わってきたので原作やゲームへの導線としてはとても優秀な作品だと思います。話は問答無用におもしろいんですよねー。原作はいずれ一度とおして読んでみようと思います。
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