インベージョン


スペースシャトルを襲った謎の衝突によって、シャトルの残骸内に地球外の何かが紛れ込むという恐ろしい事態が巻き起こる。この何かと接した者は、不気味で説明のつかない変化を遂げていくのだった。ほどなくしてワシントンの精神科医、キャロル・ベネル(二コール・キッドマン)と同僚のベン・ドリスコル(ダニエル・クレイグ)は、この奇病の正体が地球外の伝染病だという恐ろしい事実を発見する。この伝染病の病原は睡眠中の人間に襲いかかり、その体内を感覚のない非人間に変えてしまうのだった。外的変化はないが、無表情になり冷酷になっていく犠牲者たち。そんな中キャロルに残された唯一の道は、この絶望的な侵略を阻止する鍵を握ると思われる幼い息子を探し出すまで、眠らずにいることだった。二コール・キッドマン、ダニエル・クレイグ主演のSFスリラー。

『インベージョン』作品情報 | cinemacafe.net

MOVIX宇都宮にて。
見ただけでは普通の人間と区別が出来ないような敵を相手に逃げまわり、さらに眠ってしまうと覚醒してしまうウィルスに感染しちゃったせいでうかつに眠る事も出来ないと言う非常に息苦しい作品。
バイオハザードみたいに見たままゾンビなのに襲われるのも嫌だけど、周囲が敵か味方かすら分からないってのは結構怖いです。終始ビクビクしてしまいました。さっきまで味方だった彼が今は...みたいなのは正直精神衛生上よくありません。
# そんな事を言ったら映画なんて見れないのですがw


あと眠れないっていう設定も結構見ていて厳しかったです。食べたくても食べられないとか、眠りたいけど眠れないっていう生理的欲求を満たせない系の映像は見ているだけで辛いです。キャロルを寝せてあげて...なんて思いながら見てましたが、寝たら寝たで大変そうでこれまた見てられない。八方塞もいいところです。
そうそう。寝ちゃダメつながりで悪夢探偵を思い出しました。


作中で、キャロルが自分の素性を隠すために無表情で町を歩くシーンが多く出てくるのですが、これを見てると何故か自分まで無表情になってて思わず笑ってしまいました。テレビとかで息を止めているシーンを見ているとついつい一緒になって息を止めてしまうのと同じかな。
そこまで入れ込まなくても...と思うけど、でも感情の起伏を感じ取られた時点で敵だと見破られて襲われるなんて言われちゃうとつい真剣になっちゃうのね。



前半から中盤にかけての盛り上がり方はすごくよくて、後半のまとめに走ってしまった部分がちょっと単調で物足りない感じでした。ただ、原作は随分昔のSF小説らしいのでその点はしょうがないのかも知れません。
それとこの作品はリメイクらしいのですが、どこを見てもこの前の作品(ボディ・スナッチャーズ)の方が評判が良いみたいです。今度探してみてみようかな。

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