福島県郡山市で開催された第29回郡山シティマラソンに参加してきました


福島県郡山市で開催された第29回郡山シティマラソンに参加してきました。


3年ぶりの大会開催ということで張り切って参加してきましたが、今回は参加6回目にして初めて10kmコースを走ってきました。

タイム

1kmごとのタイム。


タイム種別 タイム
グロスタイム 45分08秒
ネットタイム 44分43秒
平均ストライド(cm) 平均ピッチ(歩/分)
1.16[m] 193[歩/分]


合計:10km/00:45:08(4分28秒/km)


種目別では996人中246位、総合では1408人中287位でした。

走ってみての感想

[コース図]


高低差図


今回は例年よりも参加者が少なかったとは言え、10kmコースだけで1600人以上の人が参加しました。スタートはBブロックだったのでBに並んでいたのですが、歩いたりしているうちに気付いたら「Bブロックとは...」みたいなカオスな状態になっていました。

大会に出るのがひさしぶりすぎてスタート前に何をして暇をつぶしたらいいのか分からなかったのですが、スタート時間が近付くにつれて緊張してしまってワタワタしているうちにあっという間にスタート時間になっていました。そして予定どおりきっちり10時にスタートしました。

スタートはわりと混みあっていたのでスタートロスは手元の時計で23秒くらいありましたが、並んでいたのが比較的前の方だったということもあって周囲のペースもさほど遅くもなくストレスなく走りだすことができました。陸上競技場を出るまでは走路からはみ出さないように気を付け、公道に出たら無理のないペースを維持して前の人をどんどん抜いていくという方針で走りました。さいきんは普段のランニングだと5'00/kmより速いペースで走ることはほとんどなくて5'10-20/kmがせいぜいだったので、せめて今日は5'00/kmで走り通そうと心に決めて走りました。ただ時計を見てペースを確認しながら走るのはつらそうだったのであくまで体感ペースで走ることにしました。

スタートしてしばらくは人も多かったのでどんどん前の人を抜きながら走っていたのですが、2kmあたりを過ぎると周囲のペースもだいたい自分の走りたいペースになったし人もだいぶ減って追い越すときにいちいちコースを変えなくてもよくなりました。
そんなこんなで落ち着いて走れるようになるとやっと周囲の風景に目をやる余裕も出てきてひさしぶりの郡山の街中を楽しみながら走りました。前回の大会参加が3年前なのでそのときと比べるとコンビニがなくなったり大きなお店が増えていたりとほんとうに街の風景が変わっていて改めてほんとうにひさしぶりの大会なんだなという実感がわいてきました。そして今回は沿道で大きな声を出しての応援は控えるようにという案内が出ていた気がするのですが、沿道で応援している人は以前ほどは多くなかったもののそれでもたくさんの人たちが手を振ったりして応援してくれていました。ランナーに手を振ってくれている人たちにはなるべく手を振り返しながら走るのが楽しくていま何kmくらいなのかとかぜんぜん気にせず走ってしまいました。

4kmを過ぎて少し走ったところで折り返し、4.5kmくらいで脇道へと入って行ってしばらく狭い道を走ります。

この狭い道(わき道)はハーフマラソンでも通る道だったので前にも走ったことがあったのですが、ハーフのときはすぐに折り返しがなかったので折り返してくるランナーもおらずさほど狭いと感じることもなかったのですが今回は折り返しまでが短いのでずっとすれ違うランナーがいてめちゃくちゃ走りにくかったです。ここはちょっとテンションもペースも下がりました(笑)


わき道から大通りへと戻るとあとは来た道を戻るだけなんですが、ここまではペースを抑えて走っていてだいぶ余裕があったので残り3kmというところから少しずつペースを上げてみることにしました。体感で7kmまでは5'00/kmくらいでラスト3kmはそこから-15秒/kmずつくらいペースを上げるつもりで走りました。沿道で応援してくれてる人たちや給水、交通整理のボランティアの人たちから声をかけてもらったらめっちゃテンションが上がったのでその勢いのままゴールまでがんばって走り切りました。走り切ったと言いつつ、実はゴールの位置を少し勘違いしていて「ゴールまであと100mくらいだから全力で走ろう!」→(そこまで全力で走る)→「ゴールまでまだ300mくらいあった...」みたいな悲しいハプニングもありましたが、それはそれで楽しかったというかとてもいい思い出になりました。ラスト1kmはひさしぶりにこんなに全力で走ったなと思うくらい頑張って走ったのでとても気持ちよくゴールしました。


まとめ


# とくちゃんラーメン

ゴールする直前にゴールの横に置いてあった時計を見てタイムは45分くらいということが分かってちょっとびっくりしたというか、「え?そんなにいいペースで走ってたの?」と驚きました。走りながら「50分はなんとか切れそうだけど48分は難しいかな」と思っていたので10kmを4'30/kmペースで走り通せたことがとても意外で嬉しかったのですが、普段のランニングだと5'10-30くらいで走るのがせいぜいというペースでしか走れないうえにそのペースですらちょっとがんばらないと走れないくらい走力がなかったはずなのに大会だというだけでこんなにペースを上げても余裕で走れるというのはとても不思議な気分になりました。普段からタイムを狙えるだけの練習もしていないし、そもそもいまは全力で走ろうという気持ちもなかったので沿道で応援してくれている人たちやスタッフ・ボランティアの人たちに手を振ったりお礼を言ったりしながら2年ぶりのマラソン大会を楽しく走っただけなのに、それでもちゃんとタイムもそれなりになっていていつものランニングでは考えられないタイムで走ることができました。みんなそうなのかも知れませんが応援してもらいながら公道を走ることが、自分にとってどれだけ特別なことなのかということを思い知りました。


ゴールをして計測チップを返却したら預けた荷物を受け取ってシャトルバスに乗って駐車場に戻り、あとは車でスーパー銭湯に行ったりご飯を食べたりしてから郡山をあとにしました。


さて。そんなわけで2年ぶりのマラソン大会を走ってきましたが、いろいろと変化はあったけどやっぱりマラソン大会は楽しいなという思いを新たにしました。健康チェックだとか事前受付だとかいろいろと面倒なこともありますが、でも走りだしてしまえばやっぱりめちゃくちゃ楽しくてマラソン大会への参加を止められなかったときの自分の気持ちを思い出しちゃいました。これは止められなかったわけだ...。

ただ一方で走るために早起きしないといけないところや、走る前や走った後の長距離運転はほんとうにめんどくさくてこれはしんどいなーと心底思いました。以前もたぶん同じように早起きとか移動が嫌だなと思ってたもののそれよりも大会で走る楽しさが勝ってたのであんなに大会に出てたんでしょうが、いまとなってはさすがにあのペースで大会に出るのは厳しいなと思いました。2013-2019はだいたい年間20-30大会に出ていて月に2-3大会に出ていたのですがよくそんなに出てたな...。