春の帰省2日目


今朝は6時に起きる予定でしたが、移動疲れもあって早く起きられませんでした。結局起き出したのは8時前...。
天気がよければ7時過ぎには走りに行こうと思っていたのですが、走る準備ができたのは8時30分でした。1時間30分も予定をオーバーしてしまいましたが、せっかく天気もよかったので走りに行くことにしました。


さて。日常的に走るようになってから5年くらい経ちましたが、帰省するたびに実家の近くをあちこち走っていたら近所の走って行けそうな場所にはだいたい走って行ってしまいました。もちろん何度走っても楽しい場所もあるのでそこを繰り返し走ってもいいのですが、たまにしかこれない場所だからこそ走ったことのない場所を走りたいなと思ってしまいます。

そんなわけでどこを走ろうかちょっと悩んだのですが、そういえば最近男鹿線の終着駅である男鹿駅に行ってないなということで男鹿駅まで走って行ってみることにしました。


そしてせっかく終点の駅まで行くのであれば、道中のすべての駅にも立ち寄ろうということで近くの駅から一駅ずつ駅をたどって男鹿駅まで向かうことにしました。


最初は最寄りではないけれどそこそこ近い天王駅へ向かいます。

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八竜橋を渡って天王駅へ。


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天王駅は無人駅だし駅前にも何もないので写真を撮ったらさっさと次へと向かいます。


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来た道を戻って再度八竜橋を渡り、寒風山を眺めながら走って船越駅へ。


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船越駅は最後にまた来る予定なのでここは写真を撮ってすぐに次の駅へと向かいます。


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次の脇本駅へ行く途中で通っていた小学校と中学校を通りました。


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30分くらいかけて脇本駅へ到着。走りにくかったこともありますが結構遠かったです。

脇本駅以降は昔からあまり来たことのない駅が続くのですが、この脇本駅については来た記憶が一度しかない駅でしたのでちょっと迷いました(笑)


そして海方面を経由して次の羽立駅へと向かいます。


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脇本駅から羽立駅へ行く途中には生鼻崎トンネルという500mくらいのトンネルがあるのですが、個人的にはここが一番の難所でした。


話は少し変わるのですがマラソン大会の中にはトンネルがコースに組み込まれている大会があります。
たとえば柏崎マラソンや藤原湖マラソンなんかがそうなんですが、そのいずれもトンネルを走ること自体がすごく楽しくて大好きなコースだったりします。ところが、そうやって大勢いっしょに走るとき以外のトンネルというのはわたしにとっては本当に苦手な場所でして、ひとりでトンネルを通るのは車であっても自転車であっても走るのであっても大嫌いだったりします。


その理由については自分自身が怖がりだからだろうと思っていて、そしてそれはそれで間違ってはいないのですが、でもおそらくトンネルが苦手になった原点はこの生鼻崎トンネルのせいだろうと思っています。


この生鼻崎トンネル自体が昔から心霊スポットとして扱われるような場所でしてビビりのわたしはあまり積極的には近づきたくない所なのですが、そういったうわさがたつ理由のひとつにこのトンネルを抜けたすぐ先に斎場があることが挙げられます。初めてこの斎場へ行ったのは10歳のときに父方の祖父を亡くしたときだと記憶しているのですが、このとき経験した初めての火葬という出来事は自分自身にかなり強烈なインパクトを与えました。


死んでしまったとはいえ、触れるかたちで目の前にあった肉体がわずか1時間ちょっとで骨だけになってしまうという衝撃。


わたしのトンネルに対する苦手意識というのは、あの斎場で経験した驚きと恐怖がトンネルにリンクしているからじゃないかと大人になってから思うようになりました。以前ポニョの感想を書いたときにも書いたと思うのですが、トンネル自体がこの世とあの世をつなぐモチーフとして使われるというのはよく言われることですし、死をもっとも身近に感じた祖父の死とトンネルを結び付けて恐怖心を抱くようになったのはさほど不自然な解釈ではないと思っています。


と、長々と書いてしまいましたが、とにかくこの生鼻崎トンネルの中は走りたくないと思っていました。
何とか横道がないかとか見てみたのですがどうもなさそうでしたので、あきらめてトンネルを走ることにしました。わずか500mほどなので時間にして3分ほどなのですが、やはり気分がいいものではなかったしかなり精神的にはきつかったです。走っている横を車が通っていくので怖いとかそういうのはさほどなかったのですが、やはりあの暗い中を一人で走るのは気持ち悪かったです。

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トンネルを抜けると海!


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そして防波堤ドームというほど豪華ではないのですが、波除けになっている中を走りました。


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そこを抜けたらひたすら海沿いを走って羽立駅に到着。羽立駅にくるのはかんぜんに初めてでしたがさほど迷わずくることができました。


羽立駅にはわたしは何も思い出が無いのですが、高校生のときに3年間ずっと好きだった子が使ってた駅だということだけはなぜかずっとおぼえていました。ずっとおぼえていたと書くと「高校を卒業して22年経ってるのにおぼえてるとか気持ち悪い」と自分でも思ってしまうのですが、なんとなく忘れられなかっただけなんです。他意はありません(笑)


そしてそこからは終点である男鹿駅へと向かいます。


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途中で男鹿市役所を発見。

男鹿市役所には15年前に婚姻届けを出すために一度だけきたのですが、選挙のある日曜日に婚姻届を出しに行ったことと守衛さんがささっと確認してくれて「はいおつかれさん」とだけ言われたことをおぼえています。「結婚おめでとう」とか言われるのかななんて妻と話しながら行ったのですが、想像とちがってかなりあっさり終わったことにホッとしつつもちょっと寂しく感じたことも懐かしく思い出しました。


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やっと男鹿駅に到着。


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写真を撮りながら走ったわりには結構いい感じに走れました。


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そして帰りは男鹿線の電車に乗って船越駅まで移動して帰宅。前は機車だった男鹿線がこんなにかっこいい電車になっていてびっくりしました。めちゃくちゃかっこいいやんけ....。

帰りの電車+そこからの走っての移動も含めると2時間30分を超える長旅になりました。ひさしぶりに男鹿線にも乗れたし割といい距離を踏めたし楽しいランニングでした。以前、宇都宮線でやったことがあったのですがローカル線の沿線を走るのは結構楽しいかもしれません。


帰宅して午後からは家族全員で尾去沢鉱山へ行ってきました。


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史跡 尾去沢鉱山 「1300年の歴史を誇る銅鉱脈群採堀跡」


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うちの実家からはちょっと遠かった(2時間くらいかかった)ことと鉱山内がすごい寒かったこと以外はとくに問題もなく楽しんできました。


今日は朝から夜まで楽しい一日でした。