映画をまったく観なくなって2か月くらい経ちました。
2年くらい前から観る本数が着々と減っていることには気づいていたのですが、今年に入ってからはすごい勢いで観なくなっていって5月以降は月に1本も観ないくらいの状態になりました。いまとなっては最後に観た映画が何なのかさえ思い出せない程度に映画とは距離が遠くなってしまいました。
2006年7月30日。
忘れもしないこの日からわたしの映画三昧の日は幕を開けました。
当時は映画にはまったく興味がなくてゲームか読書かくらいしか暇をつぶすものはなかったのですが、「サイレントヒル」という映画がどうしても観てみたくて映画館へと足を運びました。
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大好きだったゲームの映画化ということで観に行ったのですが、当時上映していたのは市内唯一のミニシアターである宇都宮テアトルでして、さらにその中でも一番小さなテアトル2というスクリーンで上映されていました。そしてここで女子高生2人とおっさんとわたしという4人で鑑賞したのです。
映画館にまったく縁のなかったわたしにとっては映画館と言えば「大きなスクリーンで大勢で観る場所」だったのですが、こじんまりとした場所で少人数で映画を観るというこの体験はとても衝撃的でした。めちゃくちゃ怖かったけど想像してた20倍くらいおもしろかったのです。
もっと映画を観てみたくなったわたしは、映画を観終えたその足で前日に公開されたばかりの「ゲド戦記」を見に行きました。
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映画は正直そこまでおもしろくなかったのですが、ここはかなり大きなスクリーンだったのでその迫力に圧倒されました。
映画館すごい!
そこからちょっとずつではありましたが映画館に足を運ぶようになりました。
2006年は半年で20本程度しか観ませんでしたが2007年に入ってからは加速度的に鑑賞本数が増えていきました。2007年は102本、2008年は148本と100本以上を鑑賞するのは当たり前になり、一番多かった2012年は200本を鑑賞しました。当時は週に2本から5本くらい観ていたのですが、いま思い返すと本当に仕事をしていたのか?と思うくらい映画館での思い出しかありません(笑)
本当に映画を観るのが好きで好きで映画を観ていない自分なんて想像できませんでしたし、映画鑑賞は一生ものの趣味だとずっと思っていました。映画館の近くに引っ越そうと考えていたこともあったし、栃木では観たい映画も観られないから転職して東京へ住もう!と思ったこともありました。
そんなわたしもいつの間にか映画をまったく観なくなったわけですから、なんていうか人間ってわからないもんだなと思わざるを得ません。映画を観ない人生なんて考えられないとずっと思ってたのにいつの間にかわたしの人生は映画を観ない人生にスイッチされていて、むしろ映画にあれほどのめり込んでいたことが本当に自分のことだったのかわからないとさえ思っています。
そう考えると、いまは映画から気持ちは離れていますがいつかまた以前のような映画とは離れられなくなる日が来るような気がしますし、その日が来ることがいまからちょっと楽しみです。