「傷物語〈鉄血篇〉」を見てきました

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桜が舞う三月二十五日、終業式の日の午後。高校二年生の阿良々木暦は、同じ学校に通う三つ編み眼鏡の優等生、羽川翼と遭遇する。羽川から「この町に吸血鬼がいる」という噂を聞かされる暦。その夜、街に出た暦は、地下鉄のホームで血塗れで四肢を失い、必死に助けを求める女と出会う。その女は羽川の言葉通り、金髪で美しく…背筋が凍るほどに冷たい目をしていた。ようこそ。夜の世界へ―。伝説の吸血鬼キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード阿良々木暦の〈物語〉はここから始まる。

『傷物語〈1鉄血篇〉』作品情報 | cinemacafe.net


とくに観たかったわけではないのですが、ちょうどいい時間に観られそうな作品がこれしかなかったのでお試し気分で観てみました。


ストーリーはかなりざっくりとしているというか、すごく点々とした内容でして作中で描かれていない分を脳内で補足するにはちょっと情報が足りな過ぎるように感じました。個々のシーンを線でつなごうとしてもそのつなげた部分のどこかがどうしても欠けてしまって完全に埋めることができないそんな印象をつよく受けました。


もちろん映像ですべてを描く必要はないのですが、この独特とも言えるこの作品の世界観や登場人物の人となりを伝えるためにもうちょっと尺をとってもよかったんじゃないかと感じました。ダイジェスト版というのは言い過ぎかも知れませんしわたしが原作未読だから余計そう感じるのでしょうが、作品から直接得られる情報では埋まらない隙間の多さにちょっとぐったりしちゃいました。


それでもこの作品には何とも言えない不思議なおもしろさというか魅力があって、次の展開がどうなるのかすごく気になって終始スクリーンから目が離せませんでした。登場人物が多くなくておぼえやすかったのはよかったです。名前のセンスや絵面はあまり好きではありませんが、そこらへんは慣れの問題かなと。


ただ、続きは今年の夏だそうですがさすがにこの長さ(上映時間60分ほど)で続きは半年先というのはちょっと長すぎるなと思ってがっくりしました。早く続きみたいよ!



TOHOシネマズ宇都宮で鑑賞。