「アタック・ザ・ブロック」見たよ


ロンドンの貧しい公共団地に住む不良キッズたち。荒れた毎日を送る彼らは、毎晩のように仲間たちと集まって騒いでは街の住民を困らせていた。ある夜、彼らは突然空から降ってきた無数の凶暴なエイリアンの衝撃を受ける。大混乱になる街。これまで味わったことのないリアルな恐怖に襲われながらも、恋人や家族を守るため、いつしか不良キッズは街を救うために立ち上がる…。

『アタック・ザ・ブロック』作品情報 | cinemacafe.net

宇都宮ヒカリ座で観てきました。

突如落ちてきた隕石から出てきたエイリアンをぶちのめしたらもっと大きくて強いエイリアンに襲われたでござるというお話でしたが、なかなかおもしろかったです。

宇宙からエイリアンが攻めてくる!と言われると、地球かもしくは自分の住んでいる国くらいの規模で話が進みそうなものですが、本作が守るのはあくまで自分たちが住んでいる団地だけでしてその身の丈にあったスケール感がすごくよかったです。


もうひとつよかったのはエイリアンの造形や動きがとても安っぽかったところ。
その安っぽさがかえっていい味になっていたし、徹底してリアリティを追求するのではなく、CGも使わないそこそこそれっぽく見える程度のエイリアンたちが暴れまわる風景は、昔、日曜日のお昼くらいにやってたタイトルさえあやふやなB級SF映画で見かけた憧憬のようにも感じられてすごくおもしろかったです。


そんなわけで観ている時はかなり興奮しながら観ていたのですが、観終えてからふと作品を振り返ってみたら「ものすごいしょうもない話だなあ...」と思わず苦笑いしてしまうような内容でして、そのくだらなさもまたとても愛しくかんじられる作品でした。


そういえば、今日は帰る時間がぎりぎりになってしまって上映が始まってから劇場に駆け込んだのですが、おそるおそる足を踏み入れると観客は誰もいないというとても寂しい状況でした。メンズデーだし、もうちょっと人がいてもいいんじゃ...。

いまさらだけど、ヒカリ座はこれでやっていけるのか?と心配でなりません(と映画に関係ない話でしめくくる)。


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