「裏切りのサーカス」見たよ


1980年代の冷戦時代。英国対外諜報組織「MI6」とソ連KGB」が熾烈な情報戦を繰り広げる中、英国諜報部“サーカス”を引退した老スパイ、スマイリー。しかし、彼に新たな指令が下る。20年間“サーカス”に潜り込み幹部にまでのし上がったソ連のスパイ、モグラを捜し始末せよ、と。ティンカー(鍵師)、テイラー(仕立屋)、ソルジャー(兵士)、プアマン(貧者)の4人の容疑者を探る中でスマイリーがたどり着いた意外な真実とは――。

『裏切りのサーカス』作品情報 | cinemacafe.net


フォーラム那須塩原で観てきました。

公開前から映画が好きな人の間ではかなり話題になっていた作品でしたので楽しみにしていましたが、ロードショー開始の4月21日から2ヶ月以上経った7月にやっと観ることが出来ました。公開直後に観られなかったのはやや残念ですが、でもフォーラムが出来てからは多少遅れてもこうやって上映してくれるので本当にありがたいなと思っています。


さて。
本作は諜報機関にもぐりこんだ二重スパイを暴くというお話なのですが、画面から得られる情報量がとても多くてスクリーンを観ているだけで目が回りそうでした。画面狭しとたっぷりと詰め込まれた情報の数々は、一度の鑑賞ですべてに気付いて意図を理解して飲み込むことは到底出来ませんが、そんな情報の洪水とでもいうべき映像を眺めているだけでもかなり楽しめました。

127分と比較的長尺の上映時間が短く感じられるほどのめり込んでしまいましたし、情報量に比してストーリーラインはとてもシンプルでくっきりと明確に描かれていたために、観る前に感じていた「ちゃんと理解できるのか」という懸念は杞憂に終わったのでした。

ほんとすごいおもしろかったので、人物相関図を眺めてからもう一回劇場で観たいくらいよかったです。


本作で一番の見どころといえば、ゲイリー・オールドマン演じるスマイリーを始めとした、主要キャストの衣装のかっこよさにあると言えます。わたしは服飾には詳しくないのですが、そんなわたしがみてもこの作品の衣装はすごくよかったです。

スーツやインナーベストやタイはトラディショナルできっちりと決まっててかっこよかったし、さらにはメガネや時計といった小物もいいモノがバランスよく使われていて観ているだけで思わずにやにやしてしまいました。普段は私自身がスーツを着る機会自体が少ないので適当に済ませていましたが、こういうの観ちゃうとつい自分もこだわってみたくなります。


とりあえず、来月上旬に小山のシネマロブレで上映されるのでぜひまた観に行こうと思います!



公式サイトはこちら