名古屋へ出張

今日は出張で名古屋へとやってきました。
朝は普段よりちょっと早起きをして新幹線のぞみに乗って名古屋へ。静岡によく行っていた頃は各駅停車な"ひかり"や"こだま"にばかり乗っていたので、新横浜の次の駅が名古屋という静岡県完全スルーの"のぞみ"に初めて乗った時は超ビビりました。
うっかり乗り過ごすことの多いわたしにとって、のぞみは油断のならない新幹線です。まあ乗り過ごさないけど。


さて。お昼前には名古屋に到着したわたしは、そこから18時までは普通に仕事でした。
出張ですから仕事をするのは当たり前なんですが、どうも遠出して栃木を離れると遊びに来たような錯覚を覚えてしまい、気付くと面白そうな場所を探したくなってしまいます。労働者としてそのような心構えはいかがなものかと思われたり言われたりしそうですが、とりあえず滞りなく、むしろ予定よりも早く仕事を終えたわけですからむしろこの頑張りを褒めてもらってもいいくらいだと思います。


そんなわけで、仕事を終えてホテルに帰ってきて夜の部に突入しようとそうなるわけですが、映画も観たいけどとりあえず名古屋で一番食べたいものを食べたいよね!ということで味噌カツを食べに行くことにしました。


と言っても、わたしは味噌カツが好きというわけではないんですよ。むしろ嫌いなんです。なぜあの甘ったるい味噌とカツを組合わせようと思ったのかと名古屋の人に問い正したいくらいなのです。


でも冷静に考えてみると、いままで食べた味噌カツってそこらの食堂の日替わりメニューだったりコンビニとかの弁当だったりで、本当においしいと言われているお店の味噌カツを食べたことがないんですよ。つまり偽物しか食べたことがない可能性もあるわけで、それはとても由々しき事態であると思うわけです。


本物の味噌カツを知らずに味噌カツという食べ物すべてに愛想を尽かしてしまうことが正しいのかどうか?


そんなのは考えるまでもなく、もう100%間違ってるんですよ。


だからわたしは本当の味噌カツが食べたくて、「味噌カツ食いてえ」「味噌カツ食いてえ」と毎日朝晩問わずにつぶやいていたところ、名古屋にお住いの方からおいしい味噌カツのお店を教えていただきました。


今日行ってきたのは「黒豚屋 らむちぃ」というお店。
場所は栄駅の近くでしたが、おおよその位置を把握してプラプラ歩いていたらあっさりと発見してしまいました。



お店は地下にあるようなので階段を降りていくと、元気があるようでそんなに元気じゃないおばちゃんに出迎えられました。席について注文したのは「味噌カツ御膳」の小。小と大があったのですが、何となく大は嫌な予感がしたんですよ...。


待つこと5分。出てきた味噌カツ御膳はこんな感じ。



ねぎだく...。
小でこのボリューム!と驚いたのですが、横のテーブルに座ってた女の子が大を頼んで余裕で食べてたので名古屋ではこのくらいは少ないのかも知れません。名古屋すげえ!


そして肝心の味の方ですがこの味噌カツが超おいしかったんですよ。
甘すぎず、かと言ってソースとは違う独特な風味は確実に味噌カツっぽくてすごくおいしかったです。特に大量に盛られたねぎと一緒に食べることで、歯触りが良くなった上にあっさりとして食べやすく感じられたような気がします。そうじゃなきゃあのボリュームは食べられません。
これで1680円は安いと思いますし、味噌カツに対する偏見もなくなりました。これからは食べた味噌カツがたとえおいしくなくても、味噌カツそのものを否定したくなることはまずないだろうと思います。教えてくれた方には本当に感謝です!


そして、本当は夜にやることをたくさん考えていたのですが、お腹がいっぱいになり過ぎたのでもう何もする気が起きずに結局適当に夜を過ごしてしまいました。


こうやって名古屋の夜は更けていく...。