「バイオハザードIV アフターライフ」見たよ


ウイルス感染によって荒廃した世界。生き残った人間を探すために世界中を旅するアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、3年間燃え続けているロサンゼルスでアンデットたちに取り囲まれた刑務所を見つける。アリスは刑務所に隠れて生き残った人間たちを脱出させようと壮絶な戦いを挑んでいく――。今度は東京から物語が始まる、大ヒットアクション・シリーズ『バイオハザード』第4作目。「プリズン・ブレイク」のウェントワース・ミラーが新たに参戦、3-D映画として登場。

『バイオハザードIV アフターライフ』作品情報 | cinemacafe.net

宇都宮ヒカリ座にて。

今作は東京から物語が始まる...みたいな宣伝文句を聞いていたので、いったい東京はどんなふうに崩壊させられてしまうのかとワクワクして観に行ったのですが、渋谷の交差点でゾンビが出てきてワーッとなってから10分もしないうちに東京の地下にあるアンブレラ基地は崩壊してしまい、東京の出番は終わってしまいました。


正直これだったら東京いらなくね?...と思ったのですが、まあそこは大人の事情もあるのでしょうし、とりあえず作品が面白ければいいやと割り切って見たのですが、その後もなかなかいいところがなくて最後まで一貫してつまらないレベルは変わらず、結局やるせない気分のまま鑑賞を終えることになりました。
もちろん全部がダメというわけじゃないんですよ。処刑マジニとのバトルシーンなんかはとても躍動感があってよかったですし、それ以外にもところどころ見どころと言ってもよいシーンがあります。でも大半のシーンは「ほんとにこれロードショーしてもいい作品なの?」と言いたくなるくらい、ストーリーの構成は甘くて物語の整合性がずいぶん怪しく感じられるし、さらにその欠点をフォローするだけの魅力もまったくないんですよね。もうまったく何もない作品なんです。


こういう「大作タイトルの看板」と「出演者の豪華さ」と「ちょっと目を引く映像的な見栄え(今回だと3D)」ばかりに注力して中身がまったく伴わない作品は本当に不愉快です。正直、こんな程度の作品にもそこそこの数の人が入ってしまって「何だ、この程度の作品でもいいんだ」と思われてこんなくだらない作品の続編ばかりがのさばるのは嫌なので、この作品に関しては本当につまらなかったことを周知しようと思います。


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