ブログを1000日続ける3つのコツと、続けてみてわかった2つのこと

(一昨日の更新直後)

これが...

(昨日の更新直後)


昨日(8/12)でブログの連続更新日数が1000日になりました。
3年前に何かを続けたいと不意に思いついて始めた「ブログの連続更新」がまさか1000日も続くとは思っていませんでしたし、正直我ながらとても驚いているというか「飽きっぽい人(わたし)でもやる気になれば続けられるもんだ」と感心してしまいました。自画自賛というわけではなくて、本当に驚いています。


さて。世の中を見渡せば1000日どころか2000日以上続けて更新している人もいるわけで、1000日程度で偉そうな顔をするつもりは毛頭ありませんが、それでも1000日続けたことがある人というのはなかなかいないと思いますので「続けるコツ」と「続けてみてわかったこと」についてツラツラと書き残しておきます。

続けるコツについて

まず続けるコツについてですが、続けるコツは3つ。


ひとつ目は「核となる書きたいものを持つ」ことです。
ブログを更新するためには何かしら書くネタを見つけなければなりませんが、それが苦になるようであれば続けることはちょっと厳しいです。
例えばネットを徘徊するのが好きな人であれば日々読んだ記事を紹介するだけで書くネタには困らないでしょうし、ネットじゃなくても通学・通勤途中で周りに目を向けて毎日のちょっとした変化を楽しめる人であればそういった日常を書きたくなってネタに困ったりはしなそうです。
あと、これだけは大好きだと公言できる趣味がひとつでもあればそれについての最新情報や観た・聴いた感想を書けますので、そういった人はとても続けやすいです。しかもそういうことを書けば書くほど、同じような趣味の人に読んでもらえてそこから知り合いが増えたりして、そういう人たちとコミュニケーションを取ることで続ける意欲がわいてきたりします。


そしてふたつ目は「プライベートなことは極力書かない」ことです。
これはわたし自身はよくプライベートなことを書いてしまっていて出張に行ったことを書いたのがきっかけでブログばれしてしまったわたしの行動とは矛盾しているのですが、そんなレベルのプライベートなことではなくてもっと日常の細かい出来事までレコーディングするのはやめた方がいいということです。
経験上、プライベートなことを書き過ぎると身元を明かされる確率が高くなります。「自分は身元がばれても全然OK」という人もたくさんいるでしょうが、はっきり言ってネット上にリアルな関係が持ち込まれることほど面倒なことはありません。例えば最近だとtwitterにいろいろとつぶやき過ぎると自分の行動がすべて見られるために面倒が起こることもありますし*1、ブログも結局は自分の意見のアウトプットの場ですから同じようなことが起こることが予想出来るんですよね。
別に悪口とかそういうことじゃなくても、「書きたいことがあるんだけど、あの人に見られていると思うと書けない」っていうこともあるわけで、書きたいことがあるときに書ける環境にしておくことは長く続けるためにはとても大事なことだと言えます。


そしてみっつ目は「得意ではない話題に触れない」ことです。
これはネットで話題になっていることでも、あまり詳しくないのであれば下手に口を出さない方がいいということです。
例えばなんですが、はてなでブログを書いていると、おおよそ注目されてブックマークされやすいキーワードというものはみえてきます。中でも注目されやすいのは「無断リンク禁止」とか「非モテ」「マジコン」、最近だと「ホメオパシー」あたりのキーワードでしてこれらをちょっと書くだけでアクセス数がグンと伸びます。
そんなふうに意図せず注目を集めてしまった場合、大半はちゃんとブログを読んでくれる人なのですが、100人に5人程度の頻度で頭のねじが6本くらいゆるんでるような変な人がコメントしてきたりメールを送ってきてその対応に追われることになります。それがまた大層面倒でしてそんなどうでもいいやり取りに疲れ果ててしまい、ブログを続ける気力が大きく削られてしまったりします。
なので、自分が得意としない分野にはあまり積極的には口を出さないことが長生きの秘訣と言えるのです。


あと3つには入れませんでしたが「病気せずに元気に過ごすこと」もすごく大事ですね。
手術したり入院したりなんかしたらとてもブログどころではありませんもん。ブログを書くためとは言いませんが、体調には気を付けましょう。

続けてみてわかったこと

実際続けてみて分かったことが2つあるのでそれについてまとめます。


まずひとつ目は「毎日更新すればアクセスはかなり増える」ということです。
これは当たり前の話なのですが、検索でひっかかる記事が増えることでアクセスが増えるというのと、毎日必ず更新するというのが分かると毎日見に来てくれる人というのが必ずいるので、必然的にアクセスは増えるんですよね。
あまり参考にならないかも知れませんが、毎日更新し始める前と今とではアクセス数は約5〜10倍になりました(30-80アクセス→400アクセス)。絶対値としては大した量ではありませんが、増加率として見ればかなり増えています。

これが...


アクセス数が増えれば書く気力もわいてくるわけで、これは結構続ける要因というか支えになってくれました。読んでもらっていると思えば書く気にもなります。
ブログを書いている方で、アクセス数を増やしたいけどいい記事があまり書けないからアクセス数が増えない...と悩んでいる方は、とにかく毎日書けばアクセス数は増えます。わたしのようなどうでもいい雑記を毎日書くだけでもこんなにアクセス数が増えたんですから、これはもう断言できるレベルで確かな情報です(←怪しい商売や宗教の売り文句みたい...)。


そしてふたつ目は「毎日更新しても何も変わらない」ということです。
そもそも、「毎日何かを続けられたら何か変わるかも」と思ってブログの連続更新を始めたわけですが、実際に1000日続けても何にも変わりませんでした。「文章を書いて他人に読まれることが苦手ではなくなった*2」というとても嬉しい変化はありましたが、目に見えて変わったというほどではありません。
「身長が10cm伸びました!」とか「彼女が出来ました!」とか「部長になれました」とか「お金持ちになりました」といった日常生活に影響のあるような大きな変化は全然なくて、文章を書くのが好きになっただけなんです。それでも十分いいことなんですけどねー。



さて。
このエントリーもそろそろおしまいにしようと思いますが、今日1000日連続更新をした記念のエントリーをやっと書くことが出来ましたので今日で連続更新もおしまいにしようと思います。
というのも、どうやらわたしは諦めが悪い性格らしくて一度目標を立てるとそれがどんな目標であっても必ずそれに固執してしまい、それであとあと困ることになることが何度も経験しています。ブログの連続更新についてもそのとおりでして、ブログを書くために映画を観に行くのを止めたり、仕事を早めに切り上げて帰ってきたり、ひどいときには友だちと一か月前から約束してた飲み会の約束を断ってブログを書くこともありました。いま思うと正気の沙汰とは思えませんが、一度目標を掲げて始めたことを途中で止めるのが本当に嫌だったのでそういうことをしてでもブログを更新することにこだわり続けてきました。
これほどまでにひとつの目標に執着し過ぎるこの性格は何か病気じゃないかと思うくらいしつこくて、このまま続けたら親の葬式とか子どもの結婚式もブログの更新を理由に欠席しそうな気がして不安になってきたので、そろそろ連続更新にこだわるのは終わりにしたいと思うようになったのです。
きっとわたし以外の人からしたらそれこそ冗談みたいな話かも知れませんが、でもものすごく本気なので性質が悪いんですよね...。


あと、もう一つ連続更新を止めようと思った理由としては、毎日書くことでひとつひとつの文章に力が入らないというか、内容が薄くなってしまったからなんですよね。もちろん頑張って書けばいいんでしょうが、わたしはどうしても手を抜くことを止められませんでした。
別に週一回の更新にしたから内容が濃くなるとは思っていませんが、もうちょっと自分が納得できる文章を書くことに執着してみようかなと思っています。


とりとめのない内容になってしまいましたが、ひとまずは1000日連続更新したことをどや顔で自慢して終わりにしたいと思います。
これからもよろしくお願いします。

*1:飲み会に行ったらしいけど自分は誘われてないとか、仕事の愚痴を上司に見られるとかそういうアレコレ

*2:誤解されそうなので予め書いておくと、苦手意識が消えただけで得意になったわけじゃありません