「でかい月だな」読んだよ

でかい月だな (集英社文庫)

でかい月だな (集英社文庫)

ぼくを混乱と哀しみに突き落とし、あいつは町から消えてしまった―。中学生の幸彦は、友人綾瀬に崖から蹴り落とされて大好きなバスケができない身体になってしまう。無気力な日々を送るなか、目の前に現れた天才科学少年中川、オカルト少女かごめ。やがて幸彦の周囲に奇妙で不可解な現象が起こり始め…。繊細にして圧倒的スケールの青春小説登場!第19回小説すばる新人賞受賞作。

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ストーリーはユニークだし、登場人物も個性的だし設定もよく練られていておもしろくないわけではなかったのですが、全体にまとまりというか一体感が欠けていてぼんやりとした印象を残す作品でした。表紙絵を見たときから「これは自分にはあわないかな...」と思っていたのですが、その印象どおり、終始読んでいて楽しくありませんでしたし、正直こんなに気持ち悪い作品は最近読んだことがないなー...としみじみ思うほど合わない作品でした。


わたしがこの作品を好きになれなかった理由は、中二病丸出しの設定や人物構成が気に食わなかったからというのが一番大きいです。だから、この本がいいとか悪いという以前に、わたしがこの本を受け入れる準備ができていなかったというのが正しいのかもしれませんが、それにしても楽しくない本でした。
ライトノベルって読んだことがないのですがこんな感じなのかな....。