時効警察

時効警察 DVD-BOX

2006年1月~3月、テレビ朝日系金曜ナイトドラマで放映された、オダギリジョー主演のミステリー・コメディー。自身の趣味で時効が成立した事件を捜査する総武署時効管理課の警察官・霧山修一朗（オダギリジョー）のゆったりした活躍を描いたもので、警察官ながらマイペースで低周波な霧山のキャラクターが好評を博した。あくまでも趣味で捜査しているので、犯人を突き止めた場合は相手に「この件は誰にも言いません」と書かれたカード（通称“誰にも言いませんよカード”・霧山の署名、捺印つき）を手渡すという誠意ある（？）スタイルがおもしろい。鈍感な霧山にヤキモキするパートナー・三日月しずか（麻生久美子）のイラつきぶりも愉快。（みきーる）

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この緩い雰囲気と、始まって5分で最後までのおおよその展開が読めてしまう構成はまさに金曜ナイトドラマらしい空気でして、それだけでも十分満足出来る作品でした。このドラマが放送されていた当時は仕事がとても忙しく、唯一「アンフェア」だけを楽しみに観ていたくらいでそれ以外ではテレビから遠ざかっていた時期でした。そんなわけで、リアルタイムで観ることはもちろん、当時はドラマの存在すら知らずにいたわけで、こんな面白い作品をリアルタイムで観れなかったのはとても残念です。

さて。本作は時効になったお蔵入りした事件をオダギリジョーが趣味で解決するという、この題材がすでに笑えるのですが、作品全体にただよう緩さも相まって非常に楽しく鑑賞しました。
事件が解決することも決まっているし、その解決に至るプロセスというのもしっかりと形式が決まっています。
こんな意外性はほとんどない上にほぼすべてがフォーマットに沿って進む展開でも心底楽しめる作品があるということを教えてくれたのは同じく金曜ナイトドラマで放映されていた「キミ犯人じゃないよね」だったわけですが、あれより2年以上前から同じような楽しいドラマをやっていたとは本当におそれいります。

細かいことはさておいて、早く続きが観たいです。
また借りてこないと!!