2008年夏の8冊

昨日で8月も終わり、今日から9月です。まだまだ暑い日もあるのでしょうが、でもこれからはどんどん涼しい時間が増えるでしょうし、実際にここ数日はとても過ごしやすい日が増えています。秋のいいところは寝やすくて暑さで目が覚めたりしないところです。これからは寝るには最適の季節です。


さて。
私は夏になると本が読みたくなる性分でして、今年も例にもれず本を買い込み、そして例年になく熱心にほぼすべて読みつくしてしまいました。長距離を移動することが多かったり、本を読む意欲を持続させてくれるウェブサービス(読書メーター)の存在が大きかったのが要因だと分析していますが、とにかく今年は7月と8月合わせて30冊の本を読みきることができました。2日に1冊なのでそれほどたくさんという感じはしませんが、それでも個人的には満足するくらいの量です*1


で。
今年読んだ30冊の中から、面白かった本を8冊を紹介したいと思います。なんで8冊という微妙な冊数なのかというと、5冊にまとめようと思ったら足りず、10冊にしようと思ったら多過ぎたので調整しただけです。
それ以外の本も面白くないというわけではありませんのであしからず。
# それと毎年読み直している「流転の海」シリーズはカウントしていません


1. 夜のピクニック

夜のピクニック (新潮文庫)

夜のピクニック (新潮文庫)

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2. 殺人の門

殺人の門 (角川文庫)

殺人の門 (角川文庫)

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3. 世界の終わり、あるいは始まり

世界の終わり、あるいは始まり (角川文庫)

世界の終わり、あるいは始まり (角川文庫)

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4. 卵の緒

卵の緒 (新潮文庫)

卵の緒 (新潮文庫)

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5. 黄色い目の魚

黄色い目の魚 (新潮文庫)

黄色い目の魚 (新潮文庫)

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6. いつかパラソルの下で

いつかパラソルの下で (角川文庫 も 16-5)

いつかパラソルの下で (角川文庫 も 16-5)

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8. ショート・トリップ

ショート・トリップ (集英社文庫)

ショート・トリップ (集英社文庫)

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比べるものでもないので細かく順位づけは出来ませんが、一番いいと感じた作品は「夜のピクニック」でした。DVD版を見てストーリーを知っててなお楽しめるというのはやはりすごいと思います。臨場感/高校3年生の夏の2日間を切り取った素材のよさ/登場人物の魅力/ いずれも文句のつけようがないほどバランスのよい作品でした。


例年であれば夏を過ぎれば小説は読まなくなるのですが、今年はどうなることやらわかりません。
そんな先のことはさておいて、今年の夏はよい本がたくさん読めたことをすなおに喜びたいです。来年のナツイチや夏の100冊を楽しみにまた一年間を過ごそうと思います。

*1:ちなみに今まで一番本を読んだのは高校3年の夏休みで2ヶ月で65冊を読んだのですが、今思うとよくそんなことをしていて大学に受かったものだと思わずにはいられません。はまると見境がなくなるのはこのころから変わってないんだよなー...