2008年夏休みまとめ

ずいぶん前から楽しみにしていた夏休みも終わってしまいました。
思ったほど楽しめなかったのですが、それでも夏を満喫することが出来たなーという満足感は感じています。休んでよかった。
そんなわけでパソコンが使えなくなった8/12から16日までをまとめようと思います。

2008年8月12日(火)

朝は6:00起床。7:00過ぎの電車に乗るためにはギリギリの時間ですが、駅から近いので比較的余裕をもてました。


7:12福島発の奥羽本線米沢行きに乗って米沢へ移動。



好天に恵まれたので峠駅のあたりもとてもいい眺めで、窓から入ってくる日差しの強さが日中はかなり暑くなることを感じさせました。夏休みだし、たまには嫌になるくらい暑い思いもしてみたいと思うと、昼になるのが楽しみになってきました。



米沢には7:59に到着。まだ早い時間なので駅は全く混んでいませんでした。


すぐに乗継の電車が来て乗換。
8:06米沢発の奥羽本線山形行きに乗って山形へ移動。
米沢-山形間もやはりそれほど乗車している人は多くなくて、のんびりと座って行きました。


今から10年ほど前。
まだかみのやま競馬場がやっていた頃は馬を見るためによく競馬場へ通っていたので、斉藤茂吉記念館駅を見るたびにその時の思い出がよみがえってきます*1


で、これまたあっという間に山形に到着。8:50着なので50分弱で着いちゃいました。


山形駅では新幹線に乗り換えるために一度改札を出たのですが、お盆直前ということもあってそれなりの人出でにぎわっていました。きっと13日はもっとたくさんの人たちが乗降したり、それを出迎える人がいたりするんだろうなーというそんな空気がとても夏休みっぽい雰囲気でとてもよかったです。やっぱり山形はいいね。



さて。
新幹線の切符を買って新幹線ホームで下りの新幹線を待っていると、前に並んでた婆ちゃんが急に振り向いて不安そうな顔で話しかけてきました。
何だろう?と思いながら話を聞いてみると「お盆前だし自由席で座れるのかどうか不安だ><」という事らしく、「1時間も立って行くのはつらいな...」とちょっとしょんぼりしながら語りかけてきました。時間帯がまだ早いですし*2、さらにわざわざ新庄まで新幹線で行く人なんてそれほどいませんから、大丈夫だと言ったのですがそういえば言うほど不安そうな顔をし始めたのです。
ぶっちゃけどっちでもよかったので適当にあいづちをうっていたら、私の後ろにいた別の婆ちゃんも会話に参戦し始めてしまい、妙な盛り上がりを見せ始めました。新幹線が着く頃には最近孫があまり帰って来ないんだけどどうしたらいいべーという話に発展してしまい、私も自分の意見を言ってみたりしてすごい濃密な交流をしてしまいました。


それで新幹線の座席はどうだったのかというと、半分くらい座席が空いているくらいスカスカの状態でして、選り取り見取りで座れるくらい余裕でした。
さっきまで一緒に話してた婆ちゃんたちに相席を進められましたが、さすがにずっとあの調子で会話するのは厳しかったので丁重にお断りして新庄までの移動時間をのんびりと過ごしました。


新幹線は本当に早くてあっという間に新庄に到着。
乗り継ぎする電車がしばらく入線してこないようなので一旦改札を出て新庄駅前をブラブラしてみました。新庄はいつ来ても風景が変わらなくて安心するなーと思った反面、あまりに変わり映えしなくて特に見ることも無いことに気付きました。



20分ほどして陸羽西線に乗り継いで酒田へ。
陸羽西線は新庄と余目を結ぶローカル線なのですが、これが本当にいい風景の路線でして今回移動で乗った路線の中ではここが一番好きです。本やPSPは横に置いておいて、ずっと風景を楽しみながらの移動でした。陸羽西線は日本の宝ですよ、ほんとに。


風景に見とれてたらあっという間に酒田へ到着。ここでちょうどお昼です。




酒田では乗り継ぎ待ちが70分あったので、荷物をコインロッカーに預けて海へ行ってみる事にしました。
駅から徒歩2kmって書いてあったので予定では10分ほど走れば着ける予定だったのですが....迷ってしまいました。
距離は大して無かったようなのですが、完全に方向を見失ってしまい、最後は自分がどこにいるのか分からず携帯のGPSで調べることになってしまうほどでした。いやー、まいったまいった。
とりあえず何とか海が遠くに見えるところまでたどりつきましたが、その時点で駅を出てから40分を経過しておりもう戻らないとまずい時間になってしまいました。



帰りは来た道を戻るだけなので道に迷うことはありませんでしたが、今度は上り坂という肉体的なハードルのせいでひどく疲れてしまいました。思いつきで行動すると痛い目にあうという好例です。
でも行かなくて後悔するよりは行って後悔した方がよいと常々思っているので、これはこれでよかったと自分に言い聞かせて納得しました。


さてさて。ついに移動も佳境です。
酒田から秋田に行くために、羽越本線に乗りました。時間にすると2時間弱の比較的長い移動ですが、この路線も陸羽西線に負けず劣らず非常に眺めの良い路線です。走っている時間の3分の1は海が見えているんじゃないかというくらい海沿いを走っていて、初めて乗ったときはその眺望のすばらしさに感動しました。まさに乗り鉄キラーな路線です。
ずっと外を眺めていたらあっという間に秋田に着いてしまいました。


やっと秋田駅に着いたのですが、思ったよりも混んでいなくてちょっと安心しました。
その足で最後の電車である男鹿線に乗るためにホームを移動したのですが、男鹿線乗り場が端っこに追いやられていてびっくりしました。駅の中の案内表示もまともに出ていないので、勘で移動を試みて何とかたどり着きました。男鹿線は土崎/追分駅以外は全駅無人駅になってしまったくらい不採算路線らしく、その扱いはひどいものです。みんなもっと電車に乗ればいいのに。


乗ってまた驚いたのですがこれが結構混んでいるのです。
どうやら車両が3両しかないのが原因のようですが、やはり不採算路線だけにおいそれと車両は増やせないんでしょうが、混む時間帯だけでももっと長いのを走らせて欲しいなと思います。ほんと男鹿線は不憫。


座る場所が無くて困っていましたが、ひとつ空いているところがあって何とか座ることが出来ました。
目の前にはだいぶお年を召したばあちゃんがいたのですが、とりあえず気にせずその席に座ったのですがこれが大失敗の始まりでした。。。
座って早々、ばあちゃんが話しかけてきたのですがこの話が長い長い....。
最初は男鹿の近況をポツポツと話して教えてくれたのですが、だんだん離れて暮らす家族への不満話とか行政への不満とかの話になってしまい、最後は秋田から離れて住むようなのは間違ってるみたいな話になって相手をするのに一苦労でした。結局乗っている45分間すべてをばあちゃんの長話に付き合う羽目になってしまいました。
いや、無視しちゃえばいいってのはわかるんだけど何だか年寄り相手だとそれも出来なくて...。ずっと適当にあいづちうったりしてやり過ごしたのですがその適当なあいづちすら心地よいと言わんばかりに、延々とばあちゃんは話し続けました。何か会話に飢えてるなーという印象を受けたのも、途中で打ち切れなかった一因ですが、あまりにヒートアップしてたのでもう止めましょうの一言が言えなかった私がチキンなんだと思います。


そんな地獄の45分間を過ごし、私の降りる船越駅に着くなり逃げるように電車から降りました。
「いやー、やっと逃げられた!!」と喜んだのもつかの間、電車の中に山形駅で買ったおみやげを忘れたことにすぐ気付きました。大ショック。
実家まで急いで歩き、自宅に着くなり駅に電話しておみやげを回収してもらいました。とりあえずなくなってはいなかったのでよかったのですが、自分の間抜けさに泣きたくなりました。いくら話好きばあちゃんから逃げたかったとは言え、荷物忘れるとはあほ過ぎます。
# おみやげはあとで男鹿駅まで取りに行き、無事に回収しました。


そんなわけで8時間に及ぶ移動が終わり、無事実家に着いたのは15:30。
いやー、長かったけど楽しかった。やっぱり鈍行の旅は楽しすぎて止められません。帰省とか長距離移動は全部ローカル線で移動したいくらいです。


そして夜は親戚とうちの家族でバーベキューをして一日が終わりました。
やっぱり男鹿は海産物がおいしくてとてもよいです。肉もおいしかったのですが、カキやサザエ、エビがすごくおいしくてもう食べっぱなしの2時間でした。ゆいいつホタテを食べ逃したのが心残りですが、それでも非常に満足度の高い晩ご飯でした。


そんなこんなで楽しい夏休み初日は終了。
振り返って思うのは、夏休みの楽しさランキングはこの日が一位だということでした。非常に楽しい一日でしたが、夏休みのピークを初日迎えてしまったのは不幸だったのかも知れません。

2008年8月13日(水)

あまりに天気が良過ぎて暑かったので、午前中は海に行って見ました。実家から徒歩5分です。




お盆のせいかあまり人はおらず、ほぼプライベートビーチ状態でした。


午後からは墓参りに行って、夜は親戚が遊びに来て一緒にご飯を食べました。お盆らしい一日でした。


2008年8月14日(木)

朝から強風+大雨。
夜に大きな花火大会があるというのにこの天気とは...。たぶん中止だろうなと思ったのですが、意外にも実施/中止の判断は午後にしますとの事。たしかにかなり準備に時間がかかっているようだし(公式サイトはこちら)、簡単に止めるわけにはいかないんだろうなー...。


そんな悪天候の午前中は、高校時代の友達(F組のG)が遊びに来ました。
2時間ほどでしたが、うちの中でいろいろと話して過ごしましたが、Gの話を聞いていると自分がどうしたいのか本当に分からなくなってきました。いや、どうしたいのかは分かってるんだけどそこに折り合いがつかないだけかも知れません。
見たくないと現実から目をそむけている私に比べて、しっかりとむきあっているGはすげーと思います。


夕方からの花火大会はハホ*3と両親だけ行くことにして、私とマコ*4とアオ*5は親戚の家めぐりをしました。
この親戚回りが結構鬼門でして、花火大会はかなり混みそうだったので面倒で行きたくなくてそちらに行ったのですが今思えば黙って花火行っとけばよかったなと後悔してしまいます。


ヘビーな一日でした。

2008年8月15日(金)

午前中は父と私とマコと子どもたちで寒風山へと行って来ました。
寒風山は男鹿の真ん中にある標高400mくらいの小さな山ですが、男鹿の中心にあるために男鹿半島全体を360度見渡せるというすばらしい魅力を持っています。私も幼い頃から何度となく行っているのですが、何度上ってもいい眺めです。





パラグライダーも飛んでいたし、観光客もたくさんいたし、非常ににぎわっていました。
ここしばらくは閑散としている寒風山しか見たことがなかったので何だかお祭りに混じったようで楽しい気分でした。


午後からは母を加えたメンバーで秋田駅前に行きました。
両親に子どもたちを預け、私とマコは駅近くをうろうろとすることにしました。


最初に行ったのはルミエール秋田という映画館。
もっと時間があれば映画を見たいなと思っていましたが、時間の都合で中を見るだけでした。せっかくカップルデーだったのにもったいない...。




映画は諦めて駅前にあるナガハマコーヒーでのんびりすることにしました。

ここはテーブルでオーダーをして、テーブルで会計をするタイプのお店なのですが、めずらしく混み合っていて一番奥まった席しか空いていませんでした。
ここではコーヒーを頼むべきなのでしょうが、私はコーヒーがあまり飲めないので、たまに昼間っから酔ってやろう!!と思い立ってビールを飲んでみました。何となく背徳心がくすぐられる感じがして非常においしかったです。


夜は実家の近くにあるジョイフルシティ男鹿店の裏で盆踊りがあったのでそれを観に行きました。



太鼓が鳴り始まっても誰も踊ろうとしなかったり地元の人たちの集う盆踊りなのに妙によそよそしかったり、微妙な空気でしたが、「ぼんおどり」という雰囲気はちゃんと出ていて非常に楽しかったです。



山に盆踊りと夏休みらしい一日でした。


2008年8月16日(土)

今日は宇都宮に帰る日です。
9:15の新幹線に乗るので8:00に実家を後にしました。さらば秋田、forever...。


秋田駅の改札で両親と別れ、新幹線に乗り込み、14:30には宇都宮に到着しました。意外に時間がかかったなという感じですが、子どもたちが長時間寝たので比較的楽な移動でした。それでも一人の気楽な移動に比べたら天と地ほどの差はありますが、予想していたよりもずっと楽な移動でした。


自宅に着いて、「夜は映画でも観に行こうかな」と思っていたのですが、予想以上に疲れがたまっていたようで夜はあっさりと眠ってしまいました。映画どころの話ではなかったです。
この疲れが移動疲れなのか、それとも実家に長期滞在した気疲れなのか分かりませんが、ひとまず夏休みが終わったなーという寂しいような嬉しいような気分に浸りながら寝ました。ほんとぐっすり。


まとめ

いろんな意味でとても重い夏休みでした。

*1:ここの駅が競馬場の最寄駅でした

*2:9:07分に山形発の新幹線だったのですが、これは東京を6:12に出た新幹線なので時間帯としてはかなり早いためにそれほど混まない時間帯です

*3:長女

*4:

*5:次女