アフタースクール


母校の中学校で働く神野良太郎(大泉洋)の元に、かつての同級生だと名乗る探偵・北沢雅之(佐々木蔵之介)が訪ねてくる。北沢は神野の親友、木村一樹(堺雅人)の行方を追っていた。心ならずも木村探しに巻き込まれる神野。ドタバタ捜索劇は、誰もが予想しない展開に向かっていく――。

『アフタースクール』作品情報 | cinemacafe.net

MOVIX宇都宮にて。内田けんじ監督最新作。
普段、映画は安い時間帯(レイトショーとかモーニングショー)に観に行くことが多いのでいつもそれほど混んでいることはないのですが*1、今回久しぶりに日曜日のお昼に観に行ってあまりの人の多さに驚いてしまいました。宇都宮の映画館で、満席状態で映画を観るのは本当に久しぶりですが、これはきっとこの作品の期待度の高さゆえだと思います。そして内容もその期待どおり非常によく出来た作品でした。とても面白かったです。


さて、この作品に関してはネタばれしたくないのでほとんど書くことがありません。書けることと言えば、面白かったよという当たり障りのない感想くらいでして、何だか感想の書きがいのない作品です。ただ、作品自体はかなり面白いのでぜひ観に行って欲しいなと思いますし、出来れば一人ではなく、見終わった後に感想を言い合える友達を連れて行くのがいいと思います。この気分/感想を自分一人の中に溜め込んでおくのはいささか体によくない気がします。


ひとつこの作品で残念だと思ったのは、この作品を「油断するとだまされる映画だよ」と声高に宣伝してしまったことです。集客を考えれば話題性があった方がいいのは分かりますが、だまされるなんて言われると騙されまいと映画が始まった瞬間から構えて観てしまうのではないでしょうか。こんなに楽しい作品なのに騙されるかどうかという部分に多少なりとも意識がいってしまうのは二重の意味でもったいないです。
「まさか騙されるとは思ってなかった...」というサプライズの方が良かったなと思いますが、それはないものねだりだよなあ。


ちなみに、この作品が好きな人には先日紹介した「葉桜の季節に君を想うということ」をお奨めします。


葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)


公式サイトはこちら

*1:今までレイトやモーニングは観に行く人が少ないから安いのかと思っていましたが、安いから観に行くっていう人がたくさんいてもおかしくないですし、むしろそっちの方がありそうですよね。ちなみに宇都宮は朝も夜も観ている人が少ないのです。