恋するマドリ


姉とのケンカが原因で一人暮らしをすることになった美大生のユイ(新垣結衣)だったが、期待と不安がいっぱいの初めての一人暮らしは好調なスタートとはいかなかった。そんなユイに、元の部屋の新しい住人アツコ(菊地凛子)や、バイト先で知り合った物静かなタカシ(松田龍平)らとの出会いが訪れる。

恋するマドリ (2007) - シネマトゥデイ

宇都宮テアトルにて。


同じ場所に数年住んでいると、急に引っ越したくなる時があります。それは結婚したり子どもが増えたりと生活スペースを増設する必要にせまられたりという要因もありますが、それ以外にも

    1. 今と違う場所に住んでみたいという好奇心による部分
    2. 自分自身の日常に変化が欲しくて環境を変えたくなる部分


といった事が引っ越したいパワーの元だったりするのです。
宇都宮に住んでから3度引越しをしましたが、私は変化を求める気持ちから引越ししたくなるケースが多いです。
今までと違う場所に住む事で、学校や会社に行くまでに出会う人も変わるだろうし、そもそも登校・出社時間だってきっと変わります。それに日常買い物する場所だって変わるし、遊びに行く場所だって変わる。そういう変化を求める気持ちを満たすためには引っ越すのが一番効果があると思います。生活の根源にある住む場所を変えるのってすごくいいですよね。


前置きが長くなりました....。引越しは大好きなのでついつい興奮してしまいました。


恋するマドリは、引越しをきっかけに起こった様々な出会いの物語。
同居していた姉の妊娠という予想外の事態で引越しする事を余儀なくされたユイと、引越し業者の人たち(プロレスラー)や新しい部屋のご近所さん、元々住んでいた部屋に住んでいるアツコとの交流を見ていると、私も引っ越して新しい生活に飛び込みたくなります。
そういう引越しの楽しさみたいな部分が凝縮されているのです。


引越し好きとしてすごく気に入ったシーンは、引っ越したユイがご近所さんに引越しそばを配るシーンと最後に部屋を出て行くシーン。入る時のワクワク感と出る時の寂寥感。上記2つのシーンを見て、この気持ちがジワジワと沸いてきました。そうそう、出てく時とか寂しいよね、って感じでついシンミリとしてしまうあたり、すごくいい演出だったと感じます。


引越し好きや最近引越しを考えている人は、ぜひ見てください。お奨め。


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