不要なものは捨てるという潔さ

私は物が捨てられません。要らないかな...と思うものでもとりあえず取っとくという選択肢を選ぶことが多いです。だから家には読み終わった本や漫画、そしてクリアしたゲームが山のようにあります。要らないかも知れないとは分かっていてもどうしても捨てられない。


理由は簡単。捨てるという行為が不可逆過程だからです。
集める→捨てるは簡単に出来ますが、捨てたものをまた集めるためには金銭的、そして探すという労力が必要となる事は明らかです。それが苦手というか嫌。
例えばWindowsのゴミ箱のように捨ててもすぐに戻せる仕組みがあるのであれば、きっといろんなものをポイポイ捨てられると思います。
# そんなのは捨てるとは言わないというつっこみは勘弁してください

マコはそんな私に見切りをつけて、捨てろとは言わなくなってきました。


最近自分の身近に捨てるプロが現れました。ハホ*1です。


ハホは石を集めるのが大好きで、歩いてて気になる石があるととにかく拾う。全部拾う。だけど、持ちきれなくなった途端に要らないものは捨てる。片っ端から捨てる。自分自身にとって一番大事なものだけを持つようにしているようです。だから彼女の右手にはいつも一番お気に入りのものだけが握られています。


子供だから「飽きっぽいだけ」とか「物に執着が無い」とかそんな程度の理由なのかも知れませんが、物への執着に取りつかれた身としてはこの潔い行為はまさに目を見張る行為です。大人になって多くのものを所持出来るようになってから本当に多くのものを所持するようになりました。
本やゲームなんて本当に増える一方です。そしてそれらと一緒にいろいろなものが大事に大事に保存されているのです。

ただ、ふと気付くと持っているものは多いのですが、本当に大事なものが自分自身でもよく分からなくなってしまっています。果たして本当に自分が持っていたいものはどれなんだろう...。もちろん今まで積み重ねた時間があるので子供と全く同じような行動は取れませんが、もっと自分の身辺を整理して大事なものを(自分以外の人にも)分かりやすくしておきたいと思い直しています。


私にとって、身の回りの不用品というノイズを取り除く良い機会が訪れているようです。果たして不要なものを見極めて捨てられるのかどうか...。全然自信がありません(笑)

*1:うちの子