UDON

念願のUDON見てきました。
前回(7/30)からしばらく時間が空いてしまったために映画熱も冷め始めてきてました。
このままだと絶対に見にいかなそうだったので意を決して10:25からの回へ突入する事に。小西真奈美の映画を見なかったら後悔するのは目に見えてます。

さてさて行く途中。手持ちが1550円(映画館の入館料は1800円)しかない事に気付き、いつも利用している銀行へ向かうと何やら張り紙が...。「機器点検のためATMの利用不可」...。

しょうがないので郵貯でお金を下ろして映画館へと向かいました。危なかった。


さっそく入場券を買おうとすると前におっちゃんが一人並んでました。

うどんだかソバだかわかんねーけど、そーいう映画やってない?

ちょwwwタイトルくらい覚えて来いよwww
つうか上映5分前なんだからさっさとしてくれよ...。自信なさげに「UDONだと思うんですが、そちらでしたらやってます」と答えるおばちゃん可哀相....。「じゃ、それ」とさっさと券を購入しておっちゃんは奥に消えていきました。あとに続いて券を購入。お茶を買ってやっと席に着く事が出来ました。これで何とか映画が見れそうです。

映画の詳しい感想は以下に書くので興味がある人はどうぞ。

アメリカでコメディアンとしてビッグになりたかった香助(ユースケサンタマリア)。しかしその夢潰えて地元香川に帰ったところから香川にとって大きな転換期が訪れます。香助がバイトとして地元ダウン情報誌に入り、情報誌で取り上げた事からうどんブームが巻き起こっていくのですが、いずれそのブームも小さくなっていきます。

終わらない祭りはない...。

その言葉どおりブームが過ぎるとその後に残されたのは壊された風景。そして父の死。どうしても父のうどんを食べたいと願う人たちの声に応えるために、父の代わりに一度だけうどん作りをする事を決意する香助。
最初はどうしてもうまく再現できない香助ですが、周囲の協力もあり何とか父の49日前に父の味を再現する事が出来たのでした。そして父がいつもうどんを卸していた小学校へうどんを届ける香助。そのうどんを食べている子供たちを見て、再度自分の夢を追い求めることを決めた香助。


松井製麺は香助の姉の旦那さんが継ぐ事になり、香助はまたアメリカに旅立っていくのでした。。。


全部書いちゃった(笑)


最初に感想を残しておくと

    1. 小西真奈美+メガネの組み合わせが素晴し過ぎる
    2. 細部にちりばめられた小ネタが面白い
    3. 小西真奈美はメガネをはずしてもかわいすぎる
    4. ちょい役含め出ている芸能人が豪華
    5. とにかくうどんがおいしそう

泥まみれなになった小西真奈美に始まり、メガネはずした小西真奈美が松井製麺を見守る姿に終わった140分でした。もう小西真奈美しか覚えてません(嘘)。


香川のうどんを盛り上げるぜ!!という話に終始するのかと思いきや、「ブーム」とは何か...とか家業の相続問題など様々な問題を訴えかける作品でした。


結局、うどんブームが香川にもたらしたものは一過性の注目や観光客、そしてそれらが落とすお金です。その見返りとして既存の大事なものが多く失われてしまったという現実をこの作品は突きつけてきました。きっと、ブームの去った後の場所に住む人は周囲から見ている人以上に寂寥感を感じてしまっていることでしょう。今まで居た人たちが居なくなる寂しさ。今まであったものがなくなってしまった寂しさ。それを埋めるのはとても大変な事ですよね・・・。
人気の過渡期を過ぎる前に根付かせること。それが出来ないブームは傷だけを残して終わる事になるようです。


私に関係あるもので考えてみると、「秋田のなまはげ」や「宇都宮の餃子」なんてのはブーム→定着の良い例ですよね。あとは「大曲の花火」もいい例かも。


悪い例が出てこないのはすっかり忘れているからかな。


もう一つ、何気に気になったのが藤澤恵麻が出てた事。調べてみたら彼女は香川出身なのね。そりゃ出るか。で何が良かったって彼女に最小限のセリフしか与えないってこと。文句なしにかわいいだけに天花の時のあの演技力が気の毒でしょうがありませんでした。かわいく頷いている姿が印象的な今作の登場の仕方は彼女にとって理想的な配役のような気がします。
ラブコンって見てないけど、さすがにセリフ無しって事はないだろうからどうだったのかちょっと興味津々。