
- 作者: 中山七里
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2018/08/07
- メディア: 文庫
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2018年8月に読んだ本は3冊でした。年間をとおしてもっとも本を読むはずの8月がこの体たらく...。
8月に読んだ本はどれもすごくおもしろくてすごくよかったのですが、とくに「闘う君の唄を」は題材も身近でとても楽しく読めました。
著者の中山七里さんは大好きな作家の一人なんですが、最近は後半のどんでん返しを期待され過ぎているように感じていました。以前、歌野晶午さんにも似たようなことを感じたことがあったのですが、想像の斜め上をいくようなどんでん返しで話題になった作品を書いた著者にはその後も似たようなサプライズ的なおもしろさを期待してしまう人が結構多い気がします。
なんて、本の感想サイトが書けるサイトとかにそういう感想があふれているのをよく見かけるからなんですけどね...。
中山さんの作品は作中に不穏な空気を醸し出すのがすごくうまいし読み進める手が休められないくらい引き込まれるすごい大好きな作家なので、どんでん返しにこだわらずもっといろんなタイプのお話を書いてほしいなと読みながら思いました。(おしまい)
8月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:848
ナイス数:6闘う君の唄を (朝日文庫)
読了日:08月11日 著者:中山七里クラスメイツ〈後期〉 (角川文庫)
読了日:08月08日 著者:森 絵都クラスメイツ〈前期〉 (角川文庫)
読了日:08月07日 著者:森 絵都
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