「ANNIE/アニー」見たよ


舞台は現代のニューヨーク。10歳の少女・アニー(クワベンジャネ・ウォレス)は、いつか両親に会えることを信じていた。両親は、彼女が1歳になる前に「必ず迎えに行くから」という手紙とペンダントだけを残して突然いなくなってしまったのだ。そして、いまは、元歌手のアガサ・ハニガン(キャメロン・ディアス)に引き取られているアニー。親と別れたきりのレストランに毎晩通うのが日課だった。

『ANNIE/アニー』作品情報 | cinemacafe.net


劇場で何度も観ていた予告がすごくおもしろそうだったので楽しみにしていたのですが、観た人の評判がわりとよくなかったので「これはもしかしたら...」と覚悟して観に行ってきましたが期待どおりとてもおもしろかったです。どんなにつらくても明日に希望を託して明るく笑顔で生きようとするアニーの姿がとてもグッときたし、最初は選挙のためにしぶしぶアニーを預かっていたスタックスがじょじょに彼女なしの生活なんて考えられなくなっていく様子がすごくリアルに描かれていたのもよかったです。

あんなふうに前向きにがんばって生きているアニーには幸せになって欲しいと心から願ったし、彼女を養女として迎えるスタックスとグレースならばきっと幸せな家庭を築いてくれるだろうなと確信できるラストの展開はわたし的にかなり盛り上がりました。ベタなんですがそこがいいんですよねー。


ただ、おもしろくなかったといっていた人の気持ちも分からないでもないというか、多くの人に受けなかった理由もそれなりに分かるなと思いながら鑑賞しました。ウィットに富んだセリフをあちこちに散りばめたつもりなのかも知れませんがそのほとんどがおもしろくなくて、とくにキャメロン・ディアスについてはすべてがすべっているようにしか見えなくて本当に気の毒でした。なんかの罰ゲーム!?

さらに一番大事な歌のシーンもいまいちカタルシスに欠けるというか、他のミュージカル作品を観ているときのように興奮しなかったのもちょっと残念なポイントかなと。悪いというほどマイナスではないのですが期待していたほどではないという感じでしょうか。


そんな感じでいくつか残念な点はありましたが、それでも全体をとおしてみれば非常によい作品だったことは間違いないし、鑑賞したあとは「Tommorow」を口ずさみながら劇場を後にしました。サントラ欲しい!


@MOVIX宇都宮で鑑賞



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