「ドラキュラZERO」見たよ


15世紀、横暴な大国オスマン帝国の侵略から、民衆と愛する妻、そして幼い息子を守るため、強大な闇の力と契約を交わすこととなる君主ヴラド・ドラキュラ。だが、その闇の契約と引き換えに、彼は耐えがたい代償を払うことに。恐るべき悪と化しても、彼はなお英雄でいられるのか――?

『ドラキュラZERO』作品情報 | cinemacafe.net


大事な家族を、そして国民を強大で横暴なオスマン帝国の手から守るためにダークサイドに堕ちることを選んだドラキュラ伯爵の物語でしたが、全体的に駆け足だったことをのぞけばよかったと思います。悪から大事なものを守るために自らが悪の力を得て戦うというシチュエーションはたいへんグッとくるものがありましたし、力を得る前は圧倒的な戦力におののいていたのに力を得たことでその立場が逆転するところはすごくよかったなと。

とくにドラキュラ伯爵がヴァンパイアの力を手に入れた後の初戦の圧勝ぷりは観ていて爽快でした。


ただ正直ににいうとあちこちにあれ?と疑問に感じるところもあったというか、観客の情感に訴えるためにややいびつな展開となった部分もありましてそこはちょっとうーんと不満ではありました。

それでも短尺ではありましたが世界観の提示から結末まできれいにまとまっているよい作品でした。
意外と言うと失礼ですがおもしろかったです。


@TOHOシネマズ宇都宮で鑑賞



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