先日ネットを見ていたら、WOWOWで「私という運命について」がドラマ化されて放送されるという話を知りました。
原作である「私という運命について」は、白石一文さんの著書で大好きな一冊です。
- 作者: 白石一文
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/09/25
- メディア: 文庫
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この本はある女性が過ごした10年を描いた作品なのですが、物語を読んでいるというよりも本当に誰かが体験した10年を追体験しているような不思議なリアリティのある作品です。何か大きなことを為した人のお話ではなく市井の人が主人公であり、そんな特別ではない人が過ごした10年を丁寧に描いています。
10年という長い時間がもたらすさまざまな出来事や変化。
特別な人ではないからこそ共感をおぼえる部分もあるし、こんなことも起こるのかとおどろく部分もあって本当に読んでて楽しいんです。
そんなわけでかなり楽しみにしていましたが、原作に忠実かつ違和感なくオリジナリティのシーンも加えられていてとてもよかったです。
おそらく核となる部分や着地させる結末は変わらないでしょうが、どんなふうにこの女性の人生を再構築してみせてくれるのかいまからすごく楽しみです。早く次の回が観たい!
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