「プロメテウス」見たよ


科学者エリザベスが、地球上の時代も場所も異なる複数の古代遺跡から共通のデザインを発見。それを知的生命体からの“招待状”と分析した彼女は、“人類の起源”の真実を探し求め、巨大企業ウェインランド社が出資した宇宙船プロメテウス号で地球を旅立つが――。

『プロメテウス』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズ宇都宮で観てきました。

もともとエイリアンの前日譚として始まったらしい本作ですが、異形の生物たちの造形はたしかにそれを彷彿させてくれましたし、作品全体がエイリアンと通底するテーマをもっている(というか明らかに同じ構図を作っている部分があった)作品でもあるなと感じました。正直もう少し話を膨らませて欲しかったし、そういった意味ではやや物足りなさを残す内容ではあったのですがそれでも十分楽しめました。おもしろかったです。


程度の差こそあれ、自身の起源がどこにあるのか?ということは誰もが気になるトピックの一つだと思います。

もっとも身近な起源と言えば両親になるのでしょうが、その両親にもまた両親がいるわけで、それが果たしてどのような人につながっていくのか?ということに興味がある人は割と多いんじゃないかと思っています。例えば、仮にわたしが両親の顔を知らずに育ったのだとすれば「両親はどういう人なんだろう?」という興味をもったであろうことは容易に想像できますし、知らないが故に自身の起源への興味というのはすごく高まるんじゃないかと思います。


実際に「自分の先祖は○○だ!」とか「××の家系だ!」なんていうことを聞いてもいないのに語り出す人って割といますし*1、やはり自分の起源がどこにあるのか?ということは多くの人に共通した興味事項なんだろうなと思うわけです。


もちろん、最初に書いたとおりその「気になるという程度」には人それぞれ大きな差があると思いますし、人によっては全然気にならないという人もいることは承知しています。
# 私自身は実はそんなに興味が無かったりしますw


そういった「自身の起源」に対する興味を突き詰めていくと今作で描かれているような「人類の起源」への興味につながるのでしょうし、そういった意味では大勢の興味を惹きやすいテーマなのかなという気がしました。


個人的には起源そのものにはあまり興味が無かったのですが、本作には近未来的なアイテムがたくさん出てきましてこれがもうものすごいいいんですよ。とりわけ気に入ったのは、洞窟内を探索する際に出てきた赤い光を放って飛び回るボールでして、これが飛び回って位置情報を通知することで内部の地図が自動で作られるという大変すぐれた一品なのです。

歩き回らずとも内部の構造を知ることが出来るという便利さと、その便利さ故にいざそれに頼れない場所が出てきたときに感じる不安がいっそう肥大化してしまうところはおもしろいなと思ったのでした。日常では特に使いどころはないけれど、あの道具は欲しいな。


続編もあるそうなのでぜひそちらも楽しみにしたいと思います。


公式サイトはこちら

*1:前に合コンで中臣鎌足が先祖だと言い張る女の子に会ったことがあります