「長ぐつをはいたネコ」見たよ


長ぐつをはいたネコことプスは、無実の罪を着せられお尋ね者になってしまった。そこで、再び町の人々の信頼を取り戻そうと、兄弟分のハンプティ・ダンプティと再会し、キレ者のネコ・キティを新たに仲間に加え、永遠に富をもたらすという伝説の印の卵を探しに出る。見つけることが出来れば、育て親の母・イメルダにも胸を張って会えると信じて…。友情と母への想いを胸に、一行は大冒険に旅に出る。

『長ぐつをはいたネコ』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズ宇都宮で2D吹替え版を観てきました。


インフルエンザからの復帰第一弾は何を見ようかな?と考えたのですが、上映時間が短くて気軽に観られそうという理由でこの作品を選びました。そんな適当な理由で選んだ割には期待以上にとてもおもしろい作品でして、10日ぶりの映画を観ながら「あー、やっぱり映画館で観る映画はいいな」としみじみ見入ってしまいました。


本作は、ある事件をきっかけに仲たがいしてしまった主人公ネコのプスと卵のハンプティ・ダンプティが友情を取り戻すまでの物語なのですが、導入部の語り口のうまさと童話ジャックと豆の木を骨組みとした物語の構成が異様におもしろくて最後の最後まで楽しめる作品でした。


同じ夢を目指して楽しく過ごしていた幼い頃のプスとハンプティ。その幸せな日々と、ある事件を機に生まれたちょっとした行き違いから両者の目線がずれていく様子。
そして誤解が誤解を呼び、お互いがお互いを裏切ったと決定的な齟齬により決別してしまう。


このくだりの展開のうまさと語りの流暢さはちょっと感動的といってもよいくらいすばらしいと感じたし、そうやって一度は決別した二人がまた出会って昔の夢を追いかけるという展開にはかなり胸が熱くなりました。
全体的に物語の転がし方と見せ方がうまかったので、ただでさえ短い上映時間が異様に短く感じられるほどでした。

映画に飢えていたというのを差し引いてもかなりおもしろかったです。


あと、ところどころに組み入れられたプスとキティーのダンスシーンはもう楽しかったですねー。
あそこのシーンはもう一度観たいしサントラも欲しくなりました。


そういえば、主人公のプスは「シュレック」の登場キャラクターで本作は「シュレック」のスピンオフに位置付けられているそうですが、シリーズ最後の「シュレック フォーエバー」しか観てないわたしでもぜんぜん問題なく楽しめました。
知らなくてもだいじょうぶ。



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