「名探偵コナン 沈黙の15分」見たよ


12月、再選を果たした朝倉東都知事の元に脅迫所が届く。その翌日、開通したばかりの都営地下鉄が爆破される。コナンの活躍により大惨事は避けることができたが、朝倉知事に恨みを持つ者の犯行の可能性があるため、一行は知事が国土交通大臣のときに建設したダムへと向かう。一方、移設5周年の記念式典を迎える北ノ沢村は、賑わいを見せていたが、コナンが調査をはじめてすぐ、原因不明の死体が発見される。地下鉄爆破事件の関係性を疑いながら、コナンは村人たちがトラウマになっているある事件を知る――。

『名探偵コナン 沈黙の15分』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズ宇都宮にて。


冒頭の地下鉄が爆破されるまでの一連のシーンの疾走感は本当にすばらしくて、一気に気持ちを惹きつけられました。
このわずか10分足らずのシーンだけで「今年もコナンの映画が始まるなー」と気分を高揚させられ、気持ちをグイッとわしづかみにされたような気分になりました。「しんいちー!!」でも「コナンくーん!!」でもいいんですが、とりあえず蘭が叫べばないことにはコナン映画は始まらないわけで、そのあたりをちゃんと抑えているのはさすが!!と感心させられます。
ドラえもんクレヨンしんちゃんもそうですが、定期的に新作を映画化しているシリーズはこういう出だし(つまりつかみの部分)こそ最も重要だと思いますし、その点本作はケチのつけようのない素晴らしい出だしだったと思います。


ただ、あまりにつかみが良過ぎたせいか全体としては、話を大きく広げた割にはかなり小さくまとまってしまった印象を受けました。
その後の展開自体は悪くなかったですしかなりおもしろかったとも思うのですが、でも広げた風呂敷をしまいきれなかったというのが観終えての感想でした。都知事への脅迫状のくだりも全体を俯瞰してみたときに必然性に乏しく感じられたんですよね。


もちろん、それでも十分すぎるくらい面白かったので、来年もぜひ観に行こうと思います。


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